2014年11月
■2014年11月24日(第1143号)
- TPPまたまた合意できず 反対運動が追いつめる
- オバマ米大統領が「11月に妥結する」と宣言するなど、鳴り物入りで開かれたTPP首脳会議は、妥結を宣言できないままで終わりました(11月10日、中国・北京)。しかも、2011年以降、毎年「年末までには合意する」という空約束を繰り返したあげく、今回は、ついに達成期限も示せなかったのです。
- 安倍暴走追い詰めた 打倒の声を広げよう
- 国会解散の動きが強まるなか、国民大運動実行委員会は11月12日、定例の国会前行動を行い、300人以上が参加しました。
- 黙っていられない、断固反対/安倍暴走政権は退陣せよ
- 「TPP交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」の醍醐聰東京大学名誉教授や「TPPに反対する弁護士ネットワーク」の中野和子弁護士、主婦連合会の山根香織会長が呼びかけ人となり、11月7日、「リレートーク『いま言いたい!TPP交渉』」が開催されました。
- 県農業を大本から崩すTPP/風評被害・豪雪被害・鳥獣被害米価下落・農政改革・TPP
- 岐阜農民連と岐阜県食健連は11月4日、古田肇知事あてに農業・農村の振興を求める要請書を提出し、農政部など担当者と交渉しました。
- 農のこころ
- 稲滓火(いなしび)や入り日へ放つ一揆の地
- 市民・地域が主体の自然エネルギー広げよう/農協を設立して電力自給に挑戦
- 市民や地域が主体となって自然エネルギーの普及をすすめようという「市民・地域共同発電所全国フォーラム」が、10月24、25の両日、石川県金沢市で開かれ、全国から市民や関係者が集いました。
- 再エネ促進の観点で議論すべき
- 2014年9月、九州電力が「再生可能エネルギーによる発電設備の接続申し込みを数カ月間にわたって管内全域で保留する」ことを発表しました。これは、太陽光で発電を行っても、電力会社がその発電電力を引き受けず、事実上、買い取らないことを意味します。この発表には、東北電力や四国電力、北海道電力など他の電力会社も追随しています。
- 子どもが好きな市販の加工品は添加物だらけ(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)
- TPP参加をにらんで、いま日本では多くの食品添加物がまともな審査もないまま、安全性が承認されています。市販の加工食品や輸入加工食品に多く含まれ、とくに子どもが好きな食べものは添加物だらけです。その実態をみてみると……。
- 富山和子さんの米カレンダー/愛知赤旗祭り会場の大高緑地公園で拾ったドングリ
- 「水田が、山や川といった美しい自然を守る。農業が、人と自然との関わりを、日本人の心を伝える」。評論家で日本福祉大学客員教授、立正大学名誉教授の富山和子さんによる「日本の米カレンダー2015〜水田は文化と環境を守る〜」ができました。26年目を迎えました。
- COP12・MOP7で何が議論されたのか/MOP7参加者からの報告
- 9月29日から10月17日まで韓国・ピョンチャン(平昌)で行われた生物多様性条約第12回締約国会議(COP12)とカルタヘナ議定書第7回締約国会議(MOP7)で何が議論されたかを話し合う報告会が10月25日に都内で開かれました。主催は、MOP7に参加した「食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク」(食農市民ネット)です。
- “食”から国を侵略するTPP
- 「許すな!労働者の使い捨て 輝いて働こう ジェンダー平等へ ひろげよう!いのち・くらし・平和守る女性の共同を」をメーンスローガンに、11月8、9の両日、「はたらく女性の中央集会」が東京都内で開かれ、のべ950人の女性が全国から集いました。
- 喫茶店でTPPシンポ
- 宮城農民連青年部は10月26日、宮城県蔵王町の喫茶店「慢瑤(まんたま)茶」で13人が集まり、「TPPシンポジウム」を行いました。福島県農民連青年部からも参加がありました。
- ゆいまあるトマトジュース
- “ゆいまある”の事務所は高村光太郎『智恵子抄』で有名な智恵子の生家近くの福島県二本松市(旧安達町)にあります。
- 農家の母ちゃん手づくり料理
- 秋田県の郷土食、きりたんぽ鍋に欠かせないのが、比内地鶏(ひないじどり)です。
- 旬の味
- 11月に入り秋の終わりが近づいている。牧場は冬の到来に備えるため少し忙しい日々を過ごしている。この時期の農作業の一つに牧草を刈り終わった土地に堆肥をまく作業がある
■2014年11月17日(第1142号)
- 税金相談や東電賠償請求で悩む農家の相談にのり仲間ふやす
- 税務調査は昨年と大きく様変わりしています。農家を訪問しての調査より、文書で呼び出しての調査が増えています。文書で呼び出せば、事前通知の必要がなく税務署内での調査が行えるとのねらいが税務署にはあります。加えて、今年から記帳の義務化、消費税の複数税率化(5%、8%)など税金を巡る状況が大きく変わり、農家は対応に苦慮しています。
- 『税金の手びき』『記帳簿』
- 2015年版『確定申告の手びき』(手びき)、『農業収入・支出記帳簿』(記帳簿)ができました。2014年の1月から、すべての事業者への記帳の義務付けが実施されました。これまで所得税の申告をしたことのない人も含めて、記帳する必要があります。全国の英知を結集した農民連の『手びき』と『記帳簿』を大いに活用しましょう。
- TPP交渉撤退 農政改革反対/TPP交渉 大きなヤマ場 農家悲鳴 食い止めよう!
- 全農協労連と国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は11月6日、グリーンウエーブ行動の一環として、東京・新宿駅東南口で宣伝を行いました。
- 世界の未来ひらく家族農業/安全安心の食べ物 国内生産で守ろう
- 農民連と食健連(食料と健康、地域を守る高知県連絡会)の共催で、10月4日、国連世界食料保障委員会の専門家ハイレベルパネルの報告書『食料保障のための小規模農業への投資』の執筆に携わった関根佳恵さん(愛知学院大講師=写真)を講師に招き「国連2014年国際家族農業年〜家族農業が世界の未来を拓く〜」の講演会を高知市の高知婦人会館で行い56人が参加しました。
- 農のこころ
- 放牧の牛を集めて秋収め
- ODA投入 小農民から農地収奪 巨大商社の進出を手厚く援助
- 途上国などへの資金・技術協力を行う日本の政府開発援助(ODA)のもと、アフリカ大陸南東部に位置するモザンビーク共和国で進められている「日本・ブラジル・モザンビーク三角協力によるアフリカ熱帯サバンナ農業開発事業(略称プロサバンナ)」のあり方が問われています。
- 2014冬季産直カタログ
- 農民連ふるさとネットワークの冬季産直カタログができました。「農民連ふるさとネットワーク」のホームページ(http://www.nouminren.ne.jp/fnet/)にも掲載しました。「農民連ふるさとネットワーク」のネット検索でも閲覧、注文ができます。
- 赤旗まつり
- 第41回赤旗まつりが11月1〜3の3日間、東京江東区の夢の島公園で行われ、全国からのべ15万人が集いました。会場の一画には「ふるさと産直」通りが設けられ、農民連と農民連ふるさとネットワーク、日本販売農業協同組合連合会(日販連)から25団体が出店。米価暴落や“アベノミクス”農政改革、TPP交渉などが日本農業に襲いかかるなか、豊かな日本の農産物と味覚を求める多くのお客さんでにぎわいました。
- 旬の味
- 朝晩はだいぶ涼しくなり、沖縄もやっと夏の暑さから解放され、秋を感じる時候となった。農民に休みはなく、収穫後の感謝の肥料を入れたり、除草、植え付けなど、涼しくなると仕事がはかどる
■2014年11月10日(第1141号)
- 漁民の全国ネットワーク結成を
- 岩手県漁民組合は10月18日、山田町でフォーラム「復興と漁業の展望を探る」を開き、県内各地をはじめ13都県から漁業関係者ら80人余が参加しました。協賛は、21世紀の水産を考える会、東日本大震災津波救援・復興岩手県民会議(県民会議)、全国食健連、農民連、岩手県農民連です。
- 生産者米価・農政改革などで懇談/派遣法改悪案必ず阻止/シンポジウム「国際家族農業年から始まる小規模家族農業の道」
- 秋のグリーンウエーブ行動の一環として、群馬県の西毛農民連の代表は10月24日、JA碓氷安中を訪問し、「日本の農業・稲作を守ろう」をテーマに懇談しました。
- 米暴落に怒り早急な対策を/米価暴落の緊急対策を
- 第60回日本母親大会決議もとづき、10月23日に、各省庁交渉が行われました。農水省へは農民連、新日本婦人の会、土建の母親たち13人が参加し、(1)早急な米価暴落対策(2)TPP交渉からの撤退(3)食料自給率向上のための政策の確立――について要請しました。
- 農のこころ
- 新米やいつも野良着の里の父
- 激戦、沖縄県知事選を行く
- 沖縄県知事選挙(11月16日投票)で、農民連から派遣されることになり、10月17日から20日まで行ってきました。
- カルタヘナ議定書第7回締約国会議 MOP7に参加して(下)
- カルタヘナ議定書の第7回締約国会議(MOP7)=韓国・ピョンチャン(平昌)=の開催に伴う国際的農民組織ビア・カンペシーナ(LVC)の行動で、農民連も9月30日から10月3日まで代表6人を送り、合流しました。
- 農家と直接話し合えた お米を買ってもらえた
- 川崎市宿河原の小島米店で、10月25日、福島県の会津産直センターと農民連ふるさとネットワークが協力して、店頭イベントが開催されました。
- GP農法で栽培しました 初めての挑戦です
- GP農法研究会会員の藤枝栄子さん(埼玉県春日部市)から、黒豆をGP農法で栽培した手記が届きましたので紹介します。
- 旬の味
- 澄みわたった青空の下、心地よい風が吹きわたり、山々は紅葉の時期を迎えているが、昨今の天気はおかしい。日本列島各地に大きな爪あとを残した台風は、東北を通過する頃は勢いも弱まり、最終の収穫を迎えるリンゴ農家は風による落果の被害も少なく安どしている
■2014年11月3日(第1140号)
- 米価大暴落 緊急対談
- 農家に重くのしかかる米価大暴落は、消費者にとっても大きな問題です。新日本婦人の会の笠井貴美代会長と農民連の白石淳一会長が対談し、その問題点と打開の方向、出番となっている産直運動の展望を語り合いました。
- 米づくり守れ・主食守れ/農家の声きき米価暴落対策を
- 農民連、全農協労連、新日本婦人の会と全労連の4者は10月22日に米価要求中央行動を東京・霞が関で開催。全国各地から250人が集結し、「米づくりを守れ、主食を守れ! 緊急昼休みパレード」を行いました。
- 日豪EPAは国会決議違反
- 農民連は、10月22日の米価要求の中央行動と合わせて、今国会に提案される予定になっている日豪EPA(経済連携協定)の批准について農水省に対し、要請を行いました。
- 農のこころ
- 新蕎麦やいまも貧しき奥秩父
- 養父市 農業特区の実態は…
- 安倍政権が掲げる“アベノミクス”経済戦略の柱の一つ、「国家戦略特区」構想。安倍首相の言う「企業が世界で一番活躍しやすい国づくり」をめざして、その邪魔になる規制や仕組みを取り払い、「岩盤規制全般について突破口を開いていく」(国家戦略特区諮問会議10月10日)特別区域を設定していこうというものです。今年5月、教育、雇用、医療、農業などの分野にわたって、全国で6つの地域が決定され、「農業特区」として新潟市と兵庫県養父(やぶ)市が選定されました。
「特区になって、何をするのか?」「本当に地域農業を守れるのか?」――兵庫県食健連(農業・食料・健康を守る兵庫県連絡会)が10月、養父市に調査に入りました。
- いかそう憲法の精神、つくろう安全・安心な地域
- 9月27、28の両日、「第12回地方自治研究全国集会」が滋賀県大津市を中心に開催され、全国46都道府県からのべ2000人が参加しました。
- 産直運動と農業守る運動さらに(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)
- 若いママの間に好評 産直ボックス/楽しかったぶどう狩り/産直豊年カーニバル 埼玉県新婦人/さつまいもづくしの昼食会 腹いっぱい食べ満足満足
- カルタヘナ議定書第7回締約国会議 MOP7に参加して(上)
- 遺伝子組み換え(GM)生物による損害の補償などを定めるカルタヘナ議定書の第7回締約国会議(MOP7)が9月29日から10月3日まで韓国北西部のピョンチャン(平昌)で行われました。国際的農民組織ビア・カンペシーナ(LVC)は、MOP7に合わせて、GM生物の開発に抗議し、生物多様性、在来種子を守る運動を交流し、強める行動に取り組み、各国から集まりました。農民連も9月30日から10月3日まで代表6人が参加し、行動に合流しました。
- 分析センターだより
- 「ゲンジツが、ゲンジツが見える」――。そう言いながら試験室の外からスタッフが戻ってきました。ああ、スタッフもいよいよ限界か、精神的疲労もピークか、そう感じたお昼がありました。
- TPP交流集会・分科会から
- 9月27日に行われた「TPPをめぐる運動のこれからを考える全国交流集会」(東京・御茶ノ水)での分科会の討論内容を紹介します。
- 酪農体験&BBQ(バーベキュー)開く
- 2014年度の全国学習交流会が10月11〜13日、千葉県で行われました。2日目の青年オプショナル企画では千葉県農民連の協力により、「秋の千葉をまるごと食べつくす 酪農体験&BBQ」が開催され、約60人が参加しました。
- 都市農業の保全と振興のために
- 農民連都市農業対策部は10月8日、都市農業政策に対する意見交換会を開き、東京、大阪、神奈川、千葉の4都府県から参加しました。秋の臨時国会で、自民・公明両党によって「都市農業基本法」案が議員立法で提出されようとしています。日本共産党の紙智子参院議員も参加し、聞き取りを行いました。
- 奈良県農民連 堆肥教室開く/青年部のリーフレット わかりやすく好評です
- 奈良県明日香村の奈良県農民連で10月4日、堆肥教室が開催されました。講師は農民連組合員の西岡万嘉さんです。西岡さんは地元橿原(かしはら)市の農家に生まれ、会社員を経て就農しました。今年の夏、奈良県農民連に入会しました。
- 原発即時ゼロ署名/“九条花壇”
- 「ふくしま復興共同センター」が呼びかけた「原発即時ゼロ」「子ども・いのち・くらし」守る署名(100万人署名)が全国で取り組まれています。東京・下北沢の交流カフェ「ふくしまオルガン堂」も「原発をなくして」の思いを込めて署名を集めています。
- 旬の味
- 月刊『食べもの通信』を編集してきた家庭栄養研究会が45周年をむかえ、関西で記念講演会を開催しました。講師は三重県自然農園「なな色の空」の代表・村上真平さんです
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