「農民」記事データベース20141124-1143-09

子どもが好きな市販の
加工品は添加物だらけ
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輸入添加物は危険がいっぱい

TPP参加にらみ審査ゆるく

 市民バイオテクノロジー情報室代表天笠啓祐さん

画像  TPPへの参加をにらみ、食品のグローバル化が進むなか、食品添加物の輸入量が増え、安全性審査の簡略化が進み、どんどん承認されています。とくに中国産の添加物が増えています。

 輸入添加物の多くは、製造方法が不明で、不純物も多く含まれています。この不純物には、輸入の際に規制も監視制度もありません。問題なのが、有機塩素系の食品添加物です。これは、ダイオキシンやPCB、DDTなど猛毒物質が多く入り込んでいる可能性があります。甘味料のスクラロースはその代表的なものです。

 また、添加物は、混ぜ合わされて食品メーカーに納品されることが多く、添加物同士で化学反応を起こすことがあります。ビタミンCと安息香酸ナトリウムが反応して発がん性物質のベンゼンができることはよく知られています。

 さらに、「乳化剤」「増粘多糖類」「香料」などのような一括表示が認められ、具体的なものがわからないことがあります。これでは消費者は表示からだけではわからず、選択の余地もありません。

 大豆、トウモロコシ由来の添加物は、ほとんどが遺伝子組み換えであり、遺伝子組み換え技術を使って作製された食品添加物もあります。

(新聞「農民」2014.11.24付)
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2014年11月

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