「農民」記事データベース20141124-1143-08

子どもが好きな市販の
加工品は添加物だらけ
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 TPP参加をにらんで、いま日本では多くの食品添加物がまともな審査もないまま、安全性が承認されています。市販の加工食品や輸入加工食品に多く含まれ、とくに子どもが好きな食べものは添加物だらけです。その実態をみてみると……。


産直の加工品は無添加

安心して食べられます

 神奈川農畜産物供給センター(大和市)は、各地で新日本婦人の会のお母さんや子どもたちを前に、無添加の肉まんやウインナー作り、皮からつくるギョーザなどのクッキングを参加者に体験してもらっています。そのなかで添加物チェックの実験も行っています。

神奈川農畜産物供給センター

各地で加工品づくり教室
添加物チェックの実験も

 お皿にスーパーで買ってきたミニサイズ、粗びき、そして産直の3種類のウインナーを半分に切って並べます。

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供給センターの五十嵐さんの指導の下、レンジでミートローフを作りました(京都・新日本婦人の会のみなさん)=10月28日

 はじめに、亜硝酸ナトリウムを調べる試験紙を3つのウインナーにのせます。しばらくすると2つの試験紙がピンク色に。ミニ、粗びきの各ウインナーには亜硝酸ナトリウムが入っています。次に、ヨウ素液をたらすとミニウインナーの色が紫色になりました。これは、肉を結着させるのに使われるでんぷん(添加物である加工でんぷんを含む)に反応した結果です。

 この実験を通して、供給センターの五十嵐順一さんはこう説明します。「食品添加物は、見た目をよくし、長持ちさせ、味覚をよくするという役割があります。しかし、市販のウインナーには子どもに食べさせたくない添加物が入っています。一方で、産直ウインナーは、無添加で子どもたちにも安心して食べてもらえます」

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添加物の用途と心配な点を示す供給センターの五十嵐さん

 さらに五十嵐さんはこうアドバイスします。「できるだけ産直の農産物で手づくりしたものを食べてください。お店で食べものを買うときは表示をよく見てください」

(新聞「農民」2014.11.24付)
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2014年11月

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