激戦、沖縄県知事選を行く
農民連食品分析センター 泉 潤
「基地いらない」県民の固い決意
“勝ちにいく”の熱気 肌で感じた
沖縄県知事選挙(11月16日投票)で、農民連から派遣されることになり、10月17日から20日まで行ってきました。
基地問題に対する県民の方々の生の声はどうなのか聞きたいと、沖縄には以前から関心がありました。また、今回は特に、長く自民党で活動されていたオナガ(翁長)雄志(たけし)候補を「オール沖縄」で応援するという選挙なので、その空気を肌で体験してみたかったのです。
沖縄県統一連の事務所にお世話になって、全国から応援に来られた方々と、主に地域での宣伝を中心に活動しました。那覇市内で、3〜4人のグループになってハンドマイクによる宣伝や対話活動をしました。
宣伝では、目に見えて反応がよく、オナガさんの人気ぶりをひしひしと感じます。私がノボリ旗を持って立っていると、通りすがりの車の運転手さんが手を振り、すれ違う人たちがニコニコして「応援してます」と声をかけてきました。
現地の方も、これほど反応がいいのは初めてだとおっしゃっていました。また、逆に、「反応がいい、オナガさんは大丈夫だ」という雰囲気があるからこその油断をいさめる声もたくさんあがっていました。「この選挙は勝たなければいけない」と思っているのがわかります。「いい反応」で満足していてはいけない、「勝ちにいくのだ」と。
私が滞在した時期には、ちょうど那覇大綱挽まつりが開催されていて、市中は大勢の観光客でにぎわっていました。
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大勢の観光客でにぎわう大綱挽まつり=那覇市 |
観光都市としてこれほど成功しているのですから、はた目に見ても基地はいらないことがわかります。少なくとも経済的な要因では、もはやそんなものはない方がいいだろうと思えました。
選挙戦は大激戦です。私も引き続き、可能な支援をしていきたいと思います。全国からの物心両面での支援を強めましょう。
(新聞「農民」2014.11.10付)
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