「農民」記事データベース20141103-1140-16

使い方聞けてよかった

奈良県農民連
堆肥教室開く

入会したての“堆肥の先生”が講師

関連/青年部のリーフレット わかりやすく好評です


 奈良県明日香村の奈良県農民連で10月4日、堆肥教室が開催されました。講師は農民連組合員の西岡万嘉さんです。西岡さんは地元橿原(かしはら)市の農家に生まれ、会社員を経て就農しました。今年の夏、奈良県農民連に入会しました。

 入会時、今後の農業の展開について西岡さんと事務局が話しているとき、西岡さんが堆肥に造詣が深いことがわかりました。奈良県農民連には、堆肥舎があります。数年前から使われていないのですが、「堆肥の先生がいるのならば」と、堆肥教室を開催することにしました。

 当日は台風接近直前にも関わらず10人が受講しました。より効果が高く、害のない堆肥の熟成についての話を聞き、実際に堆肥作りを行いました。受講者からは「施肥全般の中での堆肥の使い方を聞けてよかった」と、西岡さんの幅広い知識に対する感謝が寄せられました。今後は堆肥の温度を測りながら、切り返しを行っていく予定です。

画像
堆肥を混ぜる受講者

 農家の高齢化が叫ばれて久しい昨今ですが、亀の甲より年の功、われわれ農民は経験の宝庫です。雑談の中から得意分野に話が広がり、その知識を他の農家と共有することで、生産技術の向上と連帯の強化ができると感じています。これからも各組合員の得意分野を生かした勉強会を開いていきたいと思います。

(奈良県農民連 村本斉新)


青年部のリーフレット
わかりやすく好評です

〈宮城農民連青年部〉

多くの若者に配って
仲間を増やしています

画像  宮城農民連青年部(通称み〜ふ)は発足して2年ほどですが、すでに部員19人となりました。もっと多くの人に、農民連青年部を知ってもらおう。興味を持ってもらおうということで、部員の佐藤雅宣さん(飲食店経営)がリーフレットを作成し、配布しています。

 部長の平間徹也さんはリーフレットの反応について「非常にいいです。特に、全国にいる熱い農家とつながれることに興味を持つ人が多いです。知らない人でもわかりやすいように作った効果が、出ているのではないでしょうか」と話します。リーフレットやイベントを呼びかけるチラシは好評で、農家に限らず多くの人たちに呼びかけています。

 農家と異業種との交流から生まれるユニークな活動を展開する宮城農民連青年部に注目です。

(新聞「農民」2014.11.3付)
ライン

2014年11月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2014, 農民運動全国連合会