「農民」記事データベース20141103-1140-07

新婦人と農民連が結びつき強め

産直運動と農業守る運動さらに
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若いママの間に好評 産直ボックス

新婦人新潟支部 飛田麻理子さんの手記

 新日本婦人の会新潟県本部では、親子リズムでの取り組みなどを通して、農民連の産直ボックスが増えています。新婦人新潟支部の飛田麻理子さんから届いた手記を紹介します。
(新潟・下越産直センター 千原悦子)

夏に開いた「親子クッキング」

作って食べておしゃべり
“安心な食べ物、私も取る”

 私が新婦人に関わって20年。ずっと若いお母さんや子どもたちを見てきました。移りゆく情勢のなかでも、昔と変わらないのは「親が子どもの健康を思うこと」「子どもにだけは安心、安全な食べ物を食べさせたい」、この気持ちではないでしょうか。

 でもこれまで、さくらんぼ狩りやイモ掘りなどでは毎年、農民連の方が豚汁や野菜を用意してくださり、若いママたちと農民連の野菜の接点はあったのですが、若いママたちには、産直ボックスの紹介をしてもなかなか取ってもらえませんでした。

 それが3・11のあの日を境に、徐々にママたちの考えも変わってきたのか、親子リズムのママたちにアンケートを取った結果、産直やクッキングに多くのママが興味を持っていることがわかりました。

 そこで新潟支部では、今年の夏は「安心、安全な野菜のお話と親子クッキング」をすることに決めました。

 その前の5月には「キャラ弁講習会」を企画。9組の親子が参加して、新潟県農民連副会長の曽我浩さんから産直ボックスの紹介をしてもらい、試食をしたところ、その場で1人のママがボックスを取ってくれることに。その後、そのママに親子リズムの例会などでボックスの感想などを話してもらっていたら、1人、2人と「私も取ってみたい」との声が上がるようになりました。

 そして、この夏休みに開催された「親子クッキング」には13組の親子が参加。この日も曽我さんに米のお話などをしていただきました。また農民連のトマトやきゅうり、みょうがなどの野菜を使った「ごちそうめん」は子どもたちにも大人気! 自分で作ったということもあり、「いつもよりたくさん食べた!」「トマトの味がちがう!」と大感動して、このイベントの後、5人のママがボックスを取ってくれることになりました。

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親子クッキング。子どもたちも真剣そのもの

 今では若いママたちだけで11ボックスとなり、「今までの20年間、私は産直ボックス普及のために何をしていたんだ!」というくらい、うれしく思っています。やはり、イベントをして実際に農家の方にご苦労や野菜の話を聞くこと、なにより食べてみること、そしてそれをあちこちでおしゃべりしてもらうこと、それが大事なのかなと思います。興味のあるママたちもまだまだ多く、また何か楽しい企画をしていこうと思います。未来ある子どもたちにおいしく、なによりも安全な食べ物を食べさせてあげたいです。みんなの願いです。

(新聞「農民」2014.11.3付)
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2014年11月

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