「農民」記事データベース20141117-1142-09

旬の味


 朝晩はだいぶ涼しくなり、沖縄もやっと夏の暑さから解放され、秋を感じる時候となった。農民に休みはなく、収穫後の感謝の肥料を入れたり、除草、植え付けなど、涼しくなると仕事がはかどる▼10月30日に沖縄県知事選挙が告示され(11月16日投票)、4人が立候補した。「容認」「反対」「取り消し」「県民投票」と違いは鮮明である。米軍普天間飛行場の返還問題や経済振興などが主な争点となっている。容認の候補は世界一危険な普天間飛行場を「安全確保と地域振興に力を入れる」として辺野古に負担させようとしている▼果たしてそうだろうか。日本の国土の0・6%の沖縄に米軍専用施設の74%が存在することは、異常事態である。日本の安全保障は、日本全体で負担すべきだ。沖縄の基地問題解決は、県内ではなく、国外・県外で図られるべきだと思う▼県民は普天間の辺野古移設には74%も反対しているにもかかわらず、地元の理解を得られない移設案を実現することは事実上不可能だと思う。

(き)

(新聞「農民」2014.11.17付)
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2014年11月

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