2014年4月
■2014年4月28日(第1115号)
- 助け合いで集落の農業維持したい
- 今は麦がじゅうたんのように広がる岐阜県大垣市矢道町。この地に矢道営農組合が79戸で組織されています。代表は西濃農民組合会員の船田義博さん(59)。
- 拡大防止対策・農家支援の強化を
- 農民連と畜全協(畜産農民全国協議会)は4月18日、全国的に感染が広がっている豚流行性下痢(PED)対策について、農水省に要請を行いました。
- TPP反対の声を広く大きく/TPPを広く知らせ阻止を
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は4月15日、東京・新宿駅西口で緊急の宣伝を行いました。農民連からは笹渡義夫事務局長と渡邊信嗣青年部事務局長が訴えました。
- 集団的自衛権の行使――戦争する軍隊づくりだ
- 農民連女性部も加盟する女性の憲法年連絡会は4月15日、緊迫した情勢を迎えている集団的自衛権行使をテーマに、学習会を東京都内で開催しました。
- 成立後も廃止を求める声広がる改憲勢力をさらに追い詰めよう
- 「『戦争する国』づくり許すな! 特定秘密保護法廃止へ! 全国交流集会」が4月12日、都内で開かれ、300人を超える参加者が集まりました。この集会は、憲法会議が呼びかけ、農民連も賛同団体に名を連ねています。
- 農のこころ
- 田の神に酒をふるまひ種おろし
- ばかたれ! 頭に来る!
- “でれすけ でんでん ごせやげる。でれすけ 原発 もう!いらねぇ!”
- 話せる仲間がいるから希望を抱き、前を向こう 手をつなぎ元気元気!
- 第20回福島県農民連女性部総会が4月13日に二本松市で開催されました。福島県では前日に桜の満開宣言もだされ、霞ケ城の桜も「よく来たね」と歓迎してくれました。
- “土作りの基本”わかった
- 農作業を本格的に始める前に勉強しようと3月29日、第2回野菜栽培講習会が県連事務所で行われました。参加者は10人。講師も前回と同様、地元の種苗業者、(株)渡辺採種場の瀬峰研究農場で働く浅野喜久雄さんです。
- 県北農民連第一発電所みる福島被害の現状、賠償など学習
- 昨年の農民連全国大会で旗揚げをした農民連壮年部は、4月12日に春の例会を福島県内で行いました。
- 旬の味
- 陽春。新緑がまぶしい季節となり、畑仕事にも力が入る。新年度を迎え、産直組合員13人がパークゴルフで汗を流し、楽しいひとときを共有した。人のスコアを気にしつつ18ホールを回り順位を決める
■2014年4月21日(第1114号)
- 農業つぶし、国民生活破壊の合意を許すな/4・22TPP反対・東電賠償行動in東京
- 4月24日の日米首脳会談を目前に、TPPをめぐる日米交渉が大きなヤマ場を迎えています。9、10日にマイケル・フロマンUSTR(アメリカ通商代表部)代表と甘利明TPP担当相が2日間、18時間に及ぶ秘密交渉を行ったのに続き、16日から甘利担当相が“御用聞き”に訪米します。
- 許せない日豪EPA交渉
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は4月7日、日豪経済連携協定(EPA)交渉に抗議して緊急の官邸前行動を実施しました。
- 日豪EPA“大枠合意”に抗議し、撤回を要求する
- 一、安倍首相は7日、オーストラリアのアボット首相との首脳会談で日豪経済連携協定(EPA)を“大筋合意”した。国会決議を踏みにじって牛肉関税の大幅引き下げを受け入れたことは断じて容認できない。強く抗議し、撤回を要求する。
- 解釈で憲法9条を壊すな
- 農民連も呼びかけ賛同団体に加わる「解釈で憲法9条を壊すな! 大集会&デモ」が4月8日、東京・日比谷野外音楽堂で行われ、5000人が参加しました。
- 後半国会 悪法目白押し
- 「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動実行委員会は4月9日、定例の国会行動を行い、350人以上が参加しました。
- 農のこころ
- 風やわら芽吹き急かせる林檎畑
- 温暖化で食糧・農業が危機に/IPCC報告書の骨子
- 「現在、すでに地球温暖化が全大陸と海洋、自然と人間に影響を与えている」――地球温暖化と気候変動に関する科学研究をとりまとめる国連機関「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第2作業部会が3月31日、最新の研究結果をとりまとめた報告書を横浜市で発表しました。その内容は、洪水や干ばつの増加、食糧危機、極端な気象現象(いわゆる異常気象など)の増加など、驚愕(きょうがく)すべきものとなっています。世界中の科学者たちが、「一刻も早い対策を」と警鐘を乱打しています。
- 青年たちが豪雪被害支援に入る
- 農民連青年部は2月の大雪で被害を受けた農家に対する支援活動をスタートさせました。
- おいしいお茶届けたい
- 宇治茶の産地、京都府和束町では新茶のシーズンを前に、茶の木のせん定が進んでいます。
- 楽しい活動を通じて地域でがんばりたい
- 農家の後継ぎは少ないけれども、多くの人が力を合わせて農業を守り発展させていきたいと、宮城農民連青年部(平間徹也部長・ハーブ農家)は半数以上が非農家ではありながら結束力を高めています。
- 旬の味
- 雪に覆われた山々も春を迎え、日差しの温かさが増してきた季節となり、農家は作物の植え付けの準備に入り、忙しい時期を迎えています
■2014年4月14日(第1113号)
- 顔と顔がみえる交流を大切に/もうやめようTPP交渉
- 和歌山県では、青年農家の活動がホットです。なかでも、紀ノ川農協の青年部が中心となって「かえるのマルシェ」を毎月開催しています。約4年のマルシェの開催を通じて、青年が産直の意義を模索し、仲間を広げています。
- 放射能の自主検査に賠償を
- 福島県農民連は4月3日、原発事故の損害賠償について、経済産業省と交渉を行いました。今回の交渉には、新日本婦人の会の会員や米卸会社も出席し、「私たちも福島県産の農産物を食べ続けたい。国は私たちの声を真摯(しんし)に聞いて、対処してほしい」と、熱い思いを国にぶつけました。
- 消費税増税ダメだよ8%
- 消費税廃止各界連絡会は、消費税率が8%に引き上げられた4月1日、東京・新宿駅西口で、税率引き上げに抗議する宣伝行動を行い、9団体から51人が参加しました。テレビや新聞などマスメディアの取材が多く詰めかけるなか、ビラやティッシュを配布したほか、1時間の行動で、増税の中止を求める署名が150人分、シール投票では「増税中止、5%に戻して」が40人、「仕方ない」が2人でした。
- 救済策の追加・改善かちとる
- 農民連は4月4日、2月に関東甲信地方を襲った大雪被害に対する支援策の実施要項が示されたことから、この改善、追加を農林水産省に要請しました。
- TPP参加・焦眉の論点を考える
- TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会と国際アジア共同体学会は共催で3月22日、都内でシンポジウム「TPP交渉・焦眉の論点を考える」を開きました。
- 前進するドイツの実践から学ぶ
- 一般社団法人JC総研と農林中金総合研究所は3月19日、都内でシンポジウム「地域から取り組む再生可能エネルギー―ドイツに学ぶ協同組合の役割―」を開きました。
- TPP撤退へ運動強めよう
- 福井県農民連も参加する県食健連は3月17日から25日まで「春を呼ぶグリーンウエーブ行動」をくりひろげ、「TPP交渉はもうやめよう、この福井からも」と、県内9市の自治体首長、農協組合長への訪問・要請を行いました。
- 農のこころ
- 囀や急かされ捲る農日記
- 連帯深め運動続け必ずTPP阻止(1/3)/(2/3)/(3/3)
- 大行動に農民連500人/参加者の感想/さとうきび農家は壊滅する 地域経済・雇用も悪影響
- みんなで食べに行きました
- 福岡県のみのう農民組合は3月7日、九州新幹線で鹿児島へ行きました。「みのう農民組合野菜ボックス」を使ったランチを食べるためです。
- 80歳のレンコン掘り/本当に二十日でできるの?
- 3月13日に岡山市で行われた「重税反対統一行動」に参加した吉本忠徳さん(灘崎町)はレンコン農家です。
- 築地でええじゃないか!!
- 東京・築地市場(東京中央卸売市場)が有害物質に汚染された豊洲に移転されようとしている問題で3月29日、「守ろう!築地市場パレード」が開かれ、市民、生産者、業者、労働者ら約500人が参加しました。主催は、農民連も加わる同実行委員会。
- 「協同組合運動の可能性」追求
- 食糧の生産と消費を結ぶ研究会は3月22日、第40回定期シンポジウムを開催しました。テーマは「協同組合運動の可能性を探る」として、生活クラブ連合会、コープみらい、パルシステム連合会、東都生協とJAやさとから報告があり、パネルディスカッションを行いました。
- そばの検査員誕生
- 京都府南丹市園部の農民連京都農産物供給センターで3月12日、そばの検査員育成研修があり、参加してきました。京都府には現在、そばを検査できる農産物検査員がいないとのことで、農産物供給センターに近畿農政局から要請があり、育成研修を実施したものです。
- シリーズ 食品表示を考える[13]
- 来年6月までの施行が予定される食品表示法。同法に基づく表示基準策定も進み、3月26日、テーマごとの「中間報告案」が示されました。しかし、課題が多いこともわかりました。
- やっぱり原発はダメ
- 「やっぱり原発はだめだねえ」「再稼働なんて絶対許しちゃいけないね」――活断層の真上に建ち、「世界一危険な原子力発電所」とも言われる浜岡原発を抱える静岡県。福島第一原発の事故では、300キロ以上離れた静岡県でも特産のお茶が出荷停止になるなどの被害を受け、今なおその風評被害は続いています。
- 高い放射線値にびっくり
- 2月の女性部総会を受け、今こそ行動しなくては!と、宮城農民連女性部は福島県の原発を視察したいという要求がありました。福島県農民連事務局長の根本敬さんに依頼し、3月18日、大学生グループと一緒に福島第一原発周辺の視察に行きました。
- 旬の味
- 「枚方・食品公害と健康を考える会」は農産物をはじめ安全な食べ物を求めてきた産直組織ですが、会員の高齢・小家族化、若い会員が増えないなかで、この1年は「会のこれからを考える」集会を重ねてきました
■2014年4月7日(第1112号)
- 産直運動 新たな発展へ
- TPP、「農政改革」、震災・原発事故、相次ぐ自然災害など、農業と食料をめぐる新たな情勢が展開するなか、農民連ふるさとネットワークは、新日本婦人の会とともに取り組む産直運動の新たな発展を考えようと3月24、25の両日、千葉県の多古町旬の味産直センターで、交流会を開き、北は岩手から南は福岡まで全国から約60人が参加しました。地方で交流会を開くのは初めてです。
- 田植え始まる/〈おわび〉
- 3月28日に宮崎市で宮崎県農民連の落合幹雄会長の田植えが始まりました。雨のため準備が遅れましたが、これから各地で田植え本番を迎えます。
- TPP反対軽トラデモ/安倍暴走政治ストップ
- 3月22日、岩手県一関市でTPPに反対する「軽トラデモ」が行われました。
- オーストラリアに牛肉 関税大幅引き下げ?
- 安倍政権は“TPP交渉の遅れを日豪EPA(経済連携協定)で打開する”と称して、自動車関税撤廃と引き換えに牛肉関税の大幅引き下げに前のめりです。4月7日にアボット首相が来日するのを目前に、3月26日にはロブ貿易相が来日して菅官房長官、林農相、茂木経産相、甘利TPP担当相と会談。さらに日豪首脳会談直前には貿易相が再来日して、大詰めの協議を行う段取りです。
- 農のこころ
- 啓蟄や納屋を出てゆくトラクター
- 小規模家族農業を見直し発展させる農政へ転換を
- 世界食料保障委員会(CFS)専門家ハイレベルパネル(HLPE)の報告書作成に参加した立教大学助教(4月から愛知学院大学経済学部専任講師)の関根佳恵さんに話を聞きました。
- 飼料米の生産拡大めざし交流会
- 飼料用米の生産拡大をめざす交流会が3月22日、東京都八王子市で開催され、全国から140人が参加しました。主催は超多収穫米普及連絡会。
- 本の紹介/日本語版 家族農業が世界の未来を拓く
- 今年は国連が定めた国際家族農業年。国連機関の一つである世界食糧保障委員会(CFS)の専門家ハイレベル・パネル(HLPE)は昨年、家族農業や小規模農業の役割や重要性を高く評価した報告書「食料保障のための小規模農業への投資」を発表しましたが、このたび農文協(農山漁村文化協会)から、同報告書の日本語版『家族農業が世界の未来を拓く 食料保障のための小規模農業への投資』が出版されました。
- ナタネの遺伝子組み換え調査
- 神奈川県農民連女性部「いちょうの会」は、県内3カ所から採取したナタネの遺伝子組み換え調査を行いました。
- 「種子」の学習会をひらく
- 3月20日、岩手県農民連女性部の主催で「種子」をテーマに学習会が開かれ、男性や新日本婦人の会の会員を含めて、26人が参加しました。
- 遺伝子組み換え調査に参加しませんか
- 農民連女性部は、地域固有の在来種を守り、保存する実践を全国各地で行っています。種子の保存方法の学習や、ほ場見学を繰り返し、在来種を掘り起こしています。
- 旬の味
- 球春がとどろき、桜の便りがにぎやかだが、当地はまだ深い雪の中。ちょっぴり姿を現した墓石を見下ろすように彼岸の墓参りをした。5カ月もの間、雪と格闘していると黒い大地が恋しくなる
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