旬の味
雪に覆われた山々も春を迎え、日差しの温かさが増してきた季節となり、農家は作物の植え付けの準備に入り、忙しい時期を迎えています▼今年2月に東日本を襲った記録的な豪雪は農業関係者に多大な被害をもたらしました。春先特有の重い雪で、果樹の樹体は損傷し、またビニールハウスは雪の重みで倒壊し、施設園芸作物は甚大な被害となっています。これによって、先を見通せない農家が出ていると聞きます▼農民連が現地の被害状況を把握して、国や県に再建支援対策を要求し、農水省は「支援対策」を出しました。機械・施設の導入支援、ハウスの経費補てんや果樹改植の助成等の措置によって営農意欲が出てほしいと願っています▼国は今年から「攻めの農政改革」と称して4つの改革を推し進めようとしています。中身は企業を含め一部の担い手に土地集約を進め、農家への直接支払交付金の半減そして廃止、生産調整も廃止しようとしています。日本農業の維持・発展のためにもこの施策は絶対反対です。 (玉)
(新聞「農民」2014.4.21付)
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[2014年4月]
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