農のこころ丸山美沙夫
啓蟄(けいちつ)や納屋を出てゆくトラクター 櫻井アエコ 俳誌『滝』から。啓蟄は、二十四節気の春の三番目の三月六日ごろを言う。地中にこもる虫が地上に姿をあらわす時期である。春の農作業もこの頃からはじまる。エンジン音を響かせて出てゆくトラクターは、農びとの心を揺するようで活気づくとき。とにかく、そちこちに農の姿を見せ、活気ある里にしたいものだ。
(新聞「農民」2014.4.7付)
|
[2014年4月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2014, 農民運動全国連合会