高い放射線値にびっくり福島第一原発周辺を視察
宮城農民連女性部がツアー2月の女性部総会を受け、今こそ行動しなくては!と、宮城農民連女性部は福島県の原発を視察したいという要求がありました。福島県農民連事務局長の根本敬さんに依頼し、3月18日、大学生グループと一緒に福島第一原発周辺の視察に行きました。早朝6時、総勢6人で事務所に集まり出発です。車の中で総会でのことを話したり原発に関連する本の紹介などをし合ったりして気持ちを高めました。 無事に二本松市「道の駅東和」へ到着。全員そろったところでバスに乗り、浪江町へ向かいました。放射線測定器の数値は高く、原発から20キロ圏内では4マイクロシーベルト超えを観測。請戸地区周辺の田園風景は、壊れた車や船がそのまま放置され、荒れ果てていました。人気のない住宅では洗濯物が干したままに。 このような現場を見ると、責任を果たさず再稼働へと進もうとする東電と国に対し一層怒りが増します。 お昼休憩後、直売所「野馬土」で米の全袋放射能検査、太陽光発電事業など、産直を拠点として地域を結びつけ農業を考える取り組みについて聞きました。
福島県農民連の、「負けずに精いっぱいがんばる姿」に、私たちは励まされました。参加者の千葉より子さんは、「私たち宮城にも女川原発があります。廃炉にするまであきらめません」と感想を述べました。 (宮城農民連 芳賀緑)
(新聞「農民」2014.4.14付)
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[2014年4月]
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