連帯深め運動続け必ずTPP阻止
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和牛を飼っている農家です。TPPが妥結されると、国産牛肉は直接に大きな影響を受けてしまいます。いまでさえ飼料や燃料など生産経費がかさんでいるなかで、これ以上の打撃はたいへんです。なんとしてもTPP参加を阻止して、安全な牛肉を消費者に提供し続けたいと思って、親子でかけつけました。
農業後継者として6町の米作りを続けていこうと思っています。しかし地域の経済にとっても、農業にとっても心配なのがTPPへの参加です。東京の集会には初めて参加しました。こういう運動に参加して、自分も少しでも地域の力になりたいと思っています。
今日は滋賀県から4人できました。滋賀県では農協や医療団体、新日本婦人の会などと共同してTPP反対の組織を早くから立ち上げ行動してきました。4月にも3回目の学習会を開き、マイケル・ムーア監督の映画「シッコ」を見て、アメリカの医療制度について学習します。
TPPのことを広く県民に訴えていきたいです。知らない人は農業だけの問題と思っているので、そうではないことを知ってもらわないといけません。
アナウンスは楽しくあっという間でした。みなさんにコールを呼びかけるのは思っていたより気合が必要でした。いい経験になりました。
集会で海外から寄せられたメッセージを聞き、TPP交渉は日本がカギを握っていると感じ、もっとがんばろうと思えました。時間がかかるかもしれませんが絶対に止めていきたいです。
三重県農民連ではこの集会に、交通費をみんなで出し合い、なんとかして4人の代表を送ろうと取り組んできました。
私もとにかくこのTPP参加を阻止して、地域の農業を守らなければという強い思いで東京まで来ました。私も10町の米農家ですが、8町は預かっている田んぼで、それくらい地域では農家が減ってしまっています。なかには「農業を続けたいけど、機械が壊れてしまった」という人や、「草刈りや共同作業は手伝います」という人もいて、地域を守りたい、農業がダメになったら農地も荒れてしまうという危機感は、地域のみんなの思いでもあります。政府はTPP参加を前提にして、「攻めの農政改革」をやろうとしていますが、地域の実態にまったく合っていないと思います。
ミカンを2ヘクタール作っています。みかんは、オレンジ・牛肉の自由化ですでにめいっぱいまで価格が下落していて、もうこれ以上は下がらないだろうと思っていました。しかしTPPに参加して、さらに輸入果汁や生鮮果実が大量に入ってくることになれば、国内の果樹栽培は壊滅してしまいます。安倍政権がTPPを強引に推進しているのは国益のためといいますが、本当は多国籍企業や財界と結託した政治家の私欲だと思います。こういう集会に農民連の生産者ももっとたくさん参加しなければと思いました。
[2014年4月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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