「農民」記事データベース20140428-1115-03

TPP反対の声を広く大きく

交渉参加より農業守る政策を

関連/TPPを広く知らせ阻止を


東京・新宿で 全国食健連が宣伝

 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は4月15日、東京・新宿駅西口で緊急の宣伝を行いました。農民連からは笹渡義夫事務局長と渡邊信嗣青年部事務局長が訴えました。

 笹渡事務局長は「一部の企業のもうけのために国民生活や国のありようを犠牲にすることがあってはならない。私たちと一緒にTPP反対の声を上げていきましょう」と呼びかけました。

 青年部の渡邊事務局長は「青年の未来すべてを一部の多国籍企業に売り渡すTPPは許すわけにはいかない」と訴えました。

 新日本婦人の会の浅井まりさんもマイクを握り「すでにコーンスターチなどで遺伝子組み換え食品が日本に入ってきてモルモット状態になっている。子どもたちの健康が本当に心配です」と訴えました。

 また、全国食健連の坂口正明事務局長や全農協労連青年部の星野慧事務局長、「TPPって何?」の松田佳子さんも訴えました。

 群馬県から来た37歳の男性は親が1町歩の水田を耕作しています。「農業で食べていけるのであれば自分も農業がしたい。TPPではなく農家の収入を保障する政策を実施してほしい」

 散歩中だった東京都新宿区在住の82歳の男性はリーフレットを受け取り、「農業を守り経済を自立させるためにもTPPはやめた方がいい」と話しました。


TPPを広く知らせ阻止を

兵庫県食健連が総会と学習会

 4月5日に神戸市須磨区で、兵庫県食健連の総会を参加者35人で開催しました。

 午前中は、報告と学習会。学習会は杉島幸生弁護士による「TPP、秘密保護法」でした。最初に日本国憲法の3大原則、次に「TPPは、どんな社会を目指しているのか」、「秘密保護法でこの国はどうなるのか」などの説明がありました。さらに「TPPは十分に阻止できるので、広くみんなに知らせる行動が必要だ」と述べ、大変わかりやすい講義でした。

 毎年取り組んでいる収穫祭は20回目となります。個人会員は、100人を目指していくことなどが確認されました。

 午後は、花見弁当を食べ、参加者との交流を深めました。

(兵庫県農民連 辻本悦子)

(新聞「農民」2014.4.28付)
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2014年4月

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