「農民」記事データベース20140421-1114-08

青年たちが豪雪被害支援に入る

埼玉・熊谷市


農民連青年部

ニンジンのトンネルハウス片付け
肉体労働でも“楽しい”笑顔

 農民連青年部は2月の大雪で被害を受けた農家に対する支援活動をスタートさせました。

 第1回は埼玉県熊谷市の森恒男さん(64)=埼玉県農民連理事=の畑でニンジンのトンネルハウスの撤去を行いました。森さんの畑ではカブ、ニンジンなど80アールのトンネルのうち70アールに被害が出ています。そのうちニンジンのトンネルハウス15アールの片づけを行いました。

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トンネルハウスの撤去をする参加者

 青年部の呼びかけに応じて、国立市の柏木洋志さん(23)と全国商工団体連合会青年部の下杉陽介さん(33)が参加し、総勢6人で赤城おろしが吹くなか、作業に励みました。

 森さんから作業場の説明を受けて手分けして作業にあたりました。前日までの雨でポールが抜けやすくなっていて、順調に作業が進みます。ガラス繊維でできたポールの破片も拾いながら土まみれになって黙々と進め、ニンジン畑のトンネルをすべて撤去することができました。

 森さんにも「心意気だけでも本当にありがたい。家族でやっていては何日もかかっていたところが一日で終わった」と喜んでもらうことができ、企画した青年部としても大いに励みになりました。

 参加した柏木さんは「大雪の被害は再建のめどがある程度立っていると思っていたので、いまだに被害の爪痕が残っていて驚いた」と現状に驚いていました。下杉さんは肉体労働後にもかかわらず「楽しかった」と笑顔。「都会育ちで土にふれることなどほとんどないので、いい機会になった。今度は後輩を連れて参加したい」と話していました。

 青年部では今後も継続して支援活動を行う予定です。支援に参加したい、手伝いに来てほしいなどの要望がありましたら、青年部までご相談ください。

 連絡先=農民連青年部(担当・渡辺しんじ) TEL 03(3590)6759
 Eメール s-watanabe@nouminren.ne.jp

(新聞「農民」2014.4.21付)
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2014年4月

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