2013年4月
■2013年4月29日(第1067号)
- TPP問題を聞く
- 3月に、コープとうきょう、さいたまコープ、ちばコープの3生協が合併して、「生活協同組合コープみらい」が誕生しました。元さいたまコープ理事長で、コープみらい副理事長の佐藤利昭さんにTPPについて聞きました。
- 沖縄の将来はどうなる?
- 「沖縄の将来を展望する 地域からの『医・食・住・環境』の再生をめざすシンポジウム」が4月14日、JA沖縄中央会、沖縄医師会、沖縄県医療生活協同組合、沖縄民医連の共催で、南風原町で開かれました。雨の中、400人余が参加しました。
- 持続可能な社会をめざし地域に合った産直運動の発展を
- 農民連と農民連ふるさとネットワークは4月17日、新日本婦人の会中央本部(東京都文京区)を訪れ、双方で進めている産直運動について懇談しました。
- 6月6、7日に公害被害者総行動デー
- 「なくせ公害、守ろう地球環境」をスローガンに、毎年取り組まれている全国公害被害者総行動が、今年も6月5、6の両日、東京の国会周辺で行われます。主催は同総行動実行委員会。農民連も加盟する公害・地球環境問題懇談会(公害地球懇)や、全国公害弁護団連絡会議(公害弁連)が協力し、温暖化対策の推進、大気汚染や水俣病など全国の公害問題の解決を求めて、環境大臣や各省庁、電気事業連合との交渉などに取り組んでいます。
- 医療への影響わかりやすく県保険医協会会長を講師に/地域でのたたかいを論議
- TPP反対青森県実行委員会(農民連、県労連など12団体で構成)は、日米事前交渉合意当日の4月12日の街頭宣伝に引き続き、13日に青森市内でTPP反対学習会「TPPと医療」を青森県保険医協会会長で大竹整形外科院長の大竹進医師を講師に開催しました。
- TPP日米「事前協議」合意/春を呼ぶ旬の野菜を食べ亡国亡農TPPの撤回までがんばろう
- TPP交渉に参加するアメリカなど11カ国は4月20日、インドネシアのスラバヤで閣僚級会合を開き、日本の交渉参加を承認しました。しかし、日本は日米事前協議の合意文書で自動車分野について大幅に譲歩し、たとえ交渉に参加しても、農林水産分野の重要5品目などの「聖域」確保はきわめて困難です。
- 農のこころ
- 早起きは百姓血筋青き踏む
- 西尾張地区に産直センター
- 3月30日、愛知県愛西市の中島義雄さん(愛知農民連会長)宅のライスセンターで、県内4つ目の農民連の産直センターとなる西尾張産直センターの発足会が開かれ、地元生産者や消費者8人が参加しました。
- 湯田川温泉(鶴岡)の種もみ“芽だし”ピーク
- 山形県庄内地方の春の風物詩、湯田川温泉(鶴岡市)での種もみの「芽出し」(お湯に浸して発芽させる作業)がピークを迎えています。先日、わが家も種まきの日程に合わせて、種もみを届けてきました。
- 上映会(映画「モンサントの不自然な食べもの」)とトークショー(食品分析センター所長・八田純人さん)
- 福島県農民連青年部は4月13日、映画「モンサントの不自然な食べもの」上映会と農民連食品分析センター所長・八田純人さんによるトークショーを開催しました。
- 旬の味
- 一夜で雪をとかすと伝えられる清明(二十四節気)を過ぎても雪が消えず、種まきが近づくというのにやきもきしてきた
■2013年4月22日(第1066号)
- TPP参加交渉 即時脱退を
- 全国の大学教員有志がTPP参加交渉からの脱退を求めて立ち上がりました。大学教員17人が呼びかけ人になって「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」が3月28日に発足し、4月10日に国会内で記者会見を行いました。
- 日本が事前交渉に合意/総会成功へ広くカンパ訴え
- 政府は4月12日、日本のTPP参加に向けたアメリカとの事前交渉が合意したと発表しました。
- 消費税反対の声さらに大きく
- 「STOP消費税増税4・11消費税大増税中止を求める国民集会」が、4月11日、東京の日比谷野外音楽堂で開催され、労働者、自営業者、医療・福祉関係者、農民など全国から5000人が集いました。
- TPP交渉参加、市場の移転… 生産者・小売店の破滅を加速/組合員宅の軒先に赤い小旗はためく
- 全労連・全国一般労働組合東京地方本部の東京中央市場労働組合(東中労)は4月11日、TPP交渉参加と市場の活性化問題で農水省と交渉しました。
- 農のこころ
- ふんはりと日を鋤きこんで春耕す
- この人
- そばやうどんなどに薬味として入っている青ネギの一種、ワケギ。地味な存在ですが、そばやうどんの味を引き立たせる役割を果たしています。
- 全国紙に意見広告を出そう
- 女性たちが力を合わせ、憲法9条を守ろうと、5月3日の憲法記念日に、全国紙に意見広告を出す運動を進めています。
- 大きな声で笑った ひさしぶりだぁ
- 岩手県農民連女性部は3月31日、今年2回目の支援行動で陸前高田市の仮設住宅を訪問しました。
- 農業は楽しいまた来たい 高校生ら若者6人が農業体験
- 初夏の感すらある3月26日、大牟田市と福岡市から、高校生3人を含む6人の若者が佐々木督文さんの畑に援農に来ました。
- 大豆・米こうじ手づくり材料 安全・安心でおいしい!!
- 岡山市の岡輝コミュニティハウスは朝から熱気ムンムンでした。3月24日、岡山県の新日本婦人の会旭班のみなさん10人(子ども1人を含む)が朝からみそづくりをしました。
- 旬の味
- 窓の外で春の嵐が吹き荒れている。これで名残の桜も散っただろう。母が農業委員に立候補することになり、その準備などで忙しくしている間に桜は終わった
■2013年4月15日(第1065号)
- TPP反対 たたかいはこれから! 会員・読者拡大も前進へ
- 農民連は4月3、4の両日、都内で全国代表者会議を開き、「TPPへの参加反対のたたかいとあわせて、会員と新聞『農民』読者の拡大に勇躍して取り組もう。たたかいはこれから。TPP推進勢力に参院選で審判を」と決意を固め合いました。
- TPPの“悪” 広く知らせよう/自民党の背信行為許さない
- TPP反対で一致する市民団体やNGO、農業団体、労働組合、消費者団体、医療団体などで構成する「STOP TPP!! 市民アクション」が4月2日、衆議院第一議員会館で、「TPP参加を止める!院内対話集会」を開き、国会議員や市民など約150人が参加しました。
- 危険なTPP 加入阻止を/国民と連携しTPP反対
- 群馬県内でTPP加入に反対する77の団体がつくる「TPP反対県民ネットワーク会議」(事務局JAぐんま中央会)は3月31日、小雨もようのなか、高崎駅頭など3カ所で街頭宣伝を行い、街頭演説やチラシ配布で市民や通行人にTPP加入反対を訴えました。
- 農のこころ
- 雉子啼けど農夫は常に高ぶらず
- 全国から2トンの物資が被災地に/研ぎ師 初登場、大活躍
- 農民連と宮城農民連は3月30、31の両日、宮城県内で支援活動を行いました。物資の支援を全国の農民連や産直センターに呼びかけたところ、北は北海道から、南は鹿児島まで、リンゴ、かんきつ類、山のような春野菜、お米など、13組織から30品目、総重量およそ2トンにおよぶ野菜や果物が届けられました。
- 丸二年の百姓の俺
- あのいまわしい日から丸っと二年
- 食の安全脅かすTPP/パパイア農家・大城浩明さんのほ場やハウス、直売所を見学
- 遺伝子組み換え(GM)パパイアの流通が問題になった沖縄県で、TPPに反対し、食の問題を考える学習会が開かれました。
- GMパパイア
- 農水・環境両省は3月26日、遺伝子組み換え(GM)パパイアが沖縄県内の道端や空き地で自生していたことを示す調査結果を発表しました。
- 旬の味
- 東京から埼玉県に引っ越してから8カ月。自宅の西側には水田が広がる。東京では味わえなかった夕焼け、星空の美しさに見とれることがしばしばある
■2013年4月8日(第1064号)
- 福島でふんばることが皆さんへの恩返しです
- 東日本大震災と福島第一原発の事故から2年。放射能で自給牧草や敷きワラが使えなくなった福島県農民連の酪農家に、北海道農民連の酪農家から牧草を送る支援が今も続けられています。3月22日から25日に、釧根地区でマイペース酪農(※)に取り組む酪農家の女性たちが福島を訪れ、福島の酪農家らと交流しました。
- 経団連前で行動
- 「STOP TPP!! 官邸前アクション実行委員会」は3月25日、東京・大手町の経団連会館前で、TPP反対行動を繰り広げました。この日は、モンサント劇団も駆けつけ、TPP推進の急先鋒役を買って出ている経団連に怒りの声をあげました。
- TPP交渉参加ノー 消費税大増税ノー/廃用牛の出荷遅れに賠償を
- 国民大運動実行委員会などは3月27日、「国民要求実現を求める院内集会」を開き、180人が参加しました。
- 受け付け早く、減額・保留するな 20キロ圏外も圏内同様の賠償を
- 3月27日、福島県浜通り農民連は、代表10人が上京し、東電本社と農水省への要請を行いました。
- 農のこころ
- がんばっぺ地産の弁当春野菜
- 飼料米を活かす日本型循環畜産推進を語り合う/T(止めよう)P(ペテン)P(プロジェクト)「市民の会」
- 飼料米を活(い)かす日本型循環畜産推進交流集会が3月23日、東京大学弥生講堂・一条ホールで開かれ、全国から209人が参加しました。
- 農民連壮年部(称仮)結成される
- 「壮年部を結成します!」――1月の農民連大会での宣言から2カ月。農民連壮年部(仮称)の結成総会が3月23日に新潟市内で開かれ、東北、関東、北陸から14人が参加しました。
- 亡国・亡農のTPP交渉参加撤回せよ(1/3)/(2/3)/(3/3)
- 国産小麦パンの給食実現したのに
TPPに参加したら逆戻り/沖縄からサトウキビが消える/反TPP表現する“行動するアート”
- 「すき家」(牛丼チェーン店)に完全勝利和解
- 労働者の賃上げと安定した雇用の確保は、デフレ不況からの脱却のために必要な課題です。同時に、この課題は、農家にとっても大きな意義があります。昨年12月に、非正規労働者など個人加盟の労組、首都圏青年ユニオンは、牛丼チェーン店「すき家」を経営する株式会社ゼンショーに対して、団体交渉に応じ、解決金を支払わせるなどの和解を勝ち取りました。首都圏青年ユニオンの神部紅事務局次長に、その意義について聞きました。
- 青年劇場『田畑家の行方』演出 福山啓子さんに聞く/農業を動かすのは現場の力
- 青年劇場による「田畑家の行方」(山下惣一・中島正共著『市民皆農』から、高橋正圀(まさくに)=作)が4月25日から都内で上演されます。演出の福山啓子さんに見どころなどを聞きました。
- シリーズ 食品表示を考える[2]
- 消費者は納得ある食品を入手するため表示を目安にします。ところが知りたい表示以上に、不透明な表示のオンパレードです。
- この人
- 農民連食品分析センター 小田川遥平さん(28)
- 里山にドングリ植えよう
- 梅が満開の3月3日、福岡県久留米市田主丸町にある井上果樹園(みのう農民組合・井上永太郎組合長宅)で9回目の里山にドングリを植えるイベントを行いました。
- 苗がようやく緑に 待ち遠しい春ポカポカ/春が笑った/そろそろ田植えの季節です
- 北海道・岩見沢市では、タマネギの苗がようやく緑になりました。
- 旬の味
- 愛媛での農業。福島からきた私は一から農地を借りました。荒れた畑を耕すのが第一の難関でした。格安のトラクターを買い、畑の草を草刈り機で刈り、集めて燃やします。それが済んだらトラクターで土が柔らかくなるまで耕し、堆肥、肥料をまいておきます
■2013年4月1日(第1063号)
- TPPに入れば日本経済はバラ色?
- 安倍首相のTPP交渉参加表明後に公表された「政府統一試算」。10年後に国内総生産(GDP)が3・2兆円(0・66%)増える一方、農林水産物の生産額は3兆円(42%)減ると計算しています。
- アメリカでも批判高まる
- 安倍首相が「アメリカと共に新しい経済圏を作る」と言って交渉参加を表明したTPP―。しかし、アメリカ国内では、関心は低いのが実情。それどころか、交渉内容が明らかになるにつれて批判が強まり、「食糧主権」や「労働者の権利」を守れとの声が高まっています。TPP反対での国際的な連携に向けた動きもでています。
- TPP交渉参加撤回せよ/“農民連の激励で元気に”
- 全国食健連と農民連は国会前で3月21日、安倍首相のTPP交渉参加表明に対して抗議行動を行うとともに、国会議員への要請を行いました。茨城県農民連から16人が参加したほか、北は岩手、南は福岡など全国から約100人が参加しました。
- 農業・食糧の大切さ主張して
- 安倍首相のTPP交渉参加表明に関して、農民連女性部は3月22日、農水省に要請を行い、女性部役員15人をはじめ、笹渡義夫事務局長らが参加しました。
- 農のこころ
- 剪定や一枝一枝の譲り合い
- フーデックスをみて/「力のある農民連」へ一歩ずつ
- 安倍首相はTTP参加表明に向けた記者会見で、「日本の農産物の人気が高まることは間違いない。大分県の日田梨や北海道の特徴を生かした米の輸出が5年間で8倍に増えた」と「攻めの農業」を強調しました。
- この人
- 「コンビニ弁当やカップラーメンばかりの若者の食生活を変え、農業の大切さを知らせたい」――。静岡県藤枝市で有機野菜を多種栽培する山口文隆さん(28)の熱いメッセージです。
- ヒューマン・ファーマーズ/自生フキを食べる度に福島を思う
- 東日本大震災2周年前日の3月10日、茨城県古河市の長命寺(浄土真宗本願寺派)で、3回忌追悼法要と追悼コンサートを行いました。今回お招きしたのは、百姓フォークグループ、ヒューマン・ファーマーズのみなさん。約1時間の演奏とトークで、追悼の思いと怒り、そして、希望をみなさんと共有できました。
- 昔懐かしい“千歯こき”
- 企画展「千歯こき〜こうして横浜へやってきた」が横浜市歴史博物館(都筑区)で3月24日まで開催されました。
- 旬の味
- 3月10日に吹雪のなか、3・11原発・核燃集会に“希望の祈り鶴”を持って参加した。13日には重税反対集会が終わり、2日後、安倍首相によりTPP交渉への参加表明がなされた!
|