里山にドングリ植えよう
福岡・みのう農民組合 9回目のイベント
菌を打ち込み
シイタケ狩り
おもちゃ細工
梅が満開の3月3日、福岡県久留米市田主丸町にある井上果樹園(みのう農民組合・井上永太郎組合長宅)で9回目の里山にドングリを植えるイベントを行いました。
今回は、新日本婦人の会久留米支部のみなさんだけではなく、「新聞を見て来ました」という方も多く、子ども30人ほどを含む100人を超える人たちが集まりました。
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親子で楽しくドングリを植えました |
生えているシイタケ
見るのも採るのも初めて
みのう農民組合の会員が切って穴を開けたほだ木に、子どもたちがシイタケの菌を打ち込みます。みな楽しそうにトントントン。そのあとドングリの種植えとシイタケ狩り。子どもだけでなく、お父さんお母さんたちも、「シイタケが生えているのを見るのは初めて」「採るのも初めて」など、みな笑顔でした。
一方では、組合長の奥さんの直美さんが、ドングリを使ったおもちゃ細工の指導をしました。ドングリマラカスやパチンコなど、子どもたちは自分たちの作ったおもちゃで遊んでいました。お昼は産直米、野菜を使ったカレーと豚汁に舌鼓。青空のもとで、大勢で食べるのは楽しく、食が進みます。
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ドングリを使ったおもちゃ細工でみんな笑顔 |
最後に、浮羽(うきは)町の真美野に植えてあるクヌギの様子も見に行きました。積んである堆肥の中には、大きなカブト虫の幼虫も育っていてびっくり。佐々木督文さんがオスとメスの見分け方などを、教えていました。
3歳の娘と参加したというお母さんから「(シイタケの)本物を収穫でき、とても新鮮でした。ジャガイモが苦手の娘が自分の分まで食べた。改めて自然は多くのことを教えてくれると実感した。大切な自然を守り育てていくために、もっと大きな輪にしていきたい」という感想が寄せられました。
(福岡・みのう農民組合 金子徳子)
(新聞「農民」2013.4.8付)
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