TPP参加交渉
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会見する(左から)伊藤、大西、金子、鈴木、萩原、醍醐の各氏 |
また、会として9日に、安倍首相と農水省あてに、「交渉への参加表明を撤回し、事前交渉をすみやかに中止すること」を求める要望書を、寄せられたメッセージを添えて提出したことが紹介されました。
醍醐教授は、「経済学をはじめ、自然科学、政治学、法学など各分野にわたる人々から賛同が寄せられたことに驚いた。添えられたメッセージもTPPの本質をつくものが多く、教員も真剣に考えていることがわかった。TPPの中身がまだ国民には十分に知らされておらず、各分野の研究を通じて危険性を訴えていきたい」と述べました。
会見に先立ち、各界関係者との意見交換会も行われました。意見交換に参加したのは、小林寛史・全国農業協同組合中央会農政部長、内田聖子・アジア太平洋資料センター事務局長、岩月浩二・TPPを考える国民会議世話人(弁護士)、山浦康明・日本消費者連盟共同代表の4氏です。
これに対して教員側からは、「推進派との公開討論の場をもっと設けるとともに、政府の影響試算についての批判、暴露をしていきたい」(金子教授)、「秘密情報が多いなかで、不正確な情報をわれわれが正すことが必要だ」(鈴木教授)などの意見が出されました。
最後に、「私たちは今後、国民各層、各団体と連帯して日本政府にTPP交渉から脱退するよう求める運動を続ける意思を共有していることをお伝えします」とする要望書の一文を強調して、会見は終了しました。
呼びかけ人17人と賛同者名簿、メッセージは会のホームページ(http://atpp.cocolog-nifty.com/)で閲覧できます。
[2013年4月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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