消費税反対の声さらに大きく4・11国民集会
国会までデモ、署名提出「STOP消費税増税4・11消費税大増税中止を求める国民集会」が、4月11日、東京の日比谷野外音楽堂で開催され、労働者、自営業者、医療・福祉関係者、農民など全国から5000人が集いました。集会は、コメディアンの松元ヒロさんの一人コントでスタート。安倍晋三首相と麻生太郎副首相を風刺をきかせて物まねし、会場は抱腹絶倒の笑いで包まれました。
貧困格差広げるな呼びかけ人を代表して、宇都宮健児さん(弁護士、反貧困ネットワーク代表)と、斎藤貴男さん(ジャーナリスト)があいさつしました。宇都宮さんは、「消費税増税は貧困と格差社会をますます深刻化させる。反対の世論を大きく広げよう」と訴えました。斎藤さんは、「消費税増税はたたきつぶさなければならない、この一言が言いたくて駆け付けた」と述べ、「安倍首相は“強い国”と言うが、消費税を上げて庶民生活が破壊された国で、どんな強い国がありうるというのか。こんなに厳しい価格競争のなかで、中小業者は増税分を価格に転嫁するなど、とうていできない。なんとしても増税を阻止しよう」と力強く訴えました。 日本共産党の志位和夫委員長が国会報告をしました。志位さんは、「消費税増税と社会保障の負担増は合わせると20兆円。こんな国民負担の増大は戦後最大です」と切り出し、自民党政権が庶民負担の増加を推進する一方で、大企業や富裕層の優遇、大型公共事業によるゼネコン・財界への「バラマキ」政治が続けられていることを指摘。「巨大な内部留保を増やしている大企業に応分の負担をしてもらうのがスジというもの。経済も、財政も、国民生活も破壊する消費税増税と社会保障の改悪に、ノーを突きつけよう。ともにたたかいぬこう」と呼びかけました。
増税もTPPもダメ各分野からの交流では、茨城県農民連書記長の村田深さんが発言し、「経費は右肩上がりなのに、農産物価格は下がる一方で、農家の経営は本当に厳しくなっている。消費税が増税されたら、赤字経営でどうやって払えというのか。さらにTPP参加では、農業をやめろといわんばかりだ。私たちは消費税増税とTPP参加をやめさせ、食糧の供給を続けていく」と怒りをもって訴えました。集会後、参加者は、「国民生活を破壊する消費税増税反対!」と元気にシュプレヒコールしながら国会までデモ行進し、30万筆に及ぶ反対署名を提出しました。
(新聞「農民」2013.4.22付)
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[2013年4月]
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