「農民」記事データベース20130429-1067-05

TPP学習会

医療への影響わかりやすく
県保険医協会会長を講師に

青森 TPP反対県実行委

関連/地域でのたたかいを論議


 TPP反対青森県実行委員会(農民連、県労連など12団体で構成)は、日米事前交渉合意当日の4月12日の街頭宣伝に引き続き、13日に青森市内でTPP反対学習会「TPPと医療」を青森県保険医協会会長で大竹整形外科院長の大竹進医師を講師に開催しました。

講演する大竹医師

 大竹医師は、TPP推進派をオオカミにたとえ、「TPPに参加すると赤ずきんちゃんのように日本は食べられてしまう」と述べ、参加した場合の日本の医療への影響、混合診療や生命保険の仕組みに関わる問題点をわかりやすく解説しました。

 大竹医師オリジナルの「混合診療拡大サイクル」の図を使い、結局は医療もすべて投資でもうける人のためのTPPだと説明していました。講演の最後に「議論が不十分なまま進めようとしている改憲、消費税増税なども含めて、国民の暮らしを壊し、アメリカ型の格差社会を押しつける勢力をはね返し、いのち、安全、環境などを気にしない悪い人たちに立ち向かいましょう」と呼びかけると、会場いっぱいの参加者から大きな拍手がわきました。

(青森県農民連 鶴谷エミ子)


地域でのたたかいを論議

DVD使い緊急学習会開く
長野 更埴地域食健連

 長野市の隣、千曲市を中心とする更埴地域食健連は4月13日、ちくま農協本所でTPPについての緊急学習会を行いました。

 ちくま農協から営農経済部次長の勝山濃氏が情勢報告を行い、内閣官房が発表した説明資料「TPP協定交渉の現状」を学習しました。

講演する勝山次長

 次に、DVD「知ってますか?TPPの大まちがい」(農文協)の上映があり、後半の自由発言では、今後の地域でのたたかい方を話し合いました。

 参加者からは、「情勢資料説明とDVDを見てよくわかった。いい学習会だった」という感想が寄せられました。

(長野・更埴地域食健連事務局長 庄田正美)

(新聞「農民」2013.4.29付)
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2013年4月

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