旬の味
愛媛での農業。福島からきた私は一から農地を借りました。荒れた畑を耕すのが第一の難関でした。格安のトラクターを買い、畑の草を草刈り機で刈り、集めて燃やします。それが済んだらトラクターで土が柔らかくなるまで耕し、堆肥、肥料をまいておきます▼天気のいい日に、じゃがいも、にんじん、大根を植えました。水はけが悪い場所なので雨が降ったあとは大変ですが、収穫の楽しさと食べられる喜びを考えるとがんばれます▼植えただけでは収穫はできないので途中で草むしり、追肥をします。一番重要なのはイノシシ対策で、電気柵をとりつけます。そして3月にようやく収穫! 一緒に掘りおこし、大小いろんなジャガイモを見て大興奮する子どもたち。農業の素晴らしさ、食べ物の大切さを実体験しながら私も子どもたちも成長しています▼春に近づくと野菜は次の種を作るために花を咲かせます。「野菜もちゃんと生きているんだよ」と教えられます。新しい作物を作るのが楽しみです。 (N)
(新聞「農民」2013.4.8付)
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[2013年4月]
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