2015年3月
■2015年3月30日(第1159号)
- 生ごみは宝だ!資源だ!
- 今年は国連の「国際土壌年」です。各地で様々な取り組みが始まっています。生ごみを堆肥化して土に戻し、豊かな土作りをすすめる有機農産物普及・堆肥化推進協議会(堆肥化協会)は3月15、16の両日、山梨県富士河口湖町で「生ごみリサイクル交流会―経験交流と現地見学―生ごみは宝だ! 堆肥化継続のために」を開催し、各地から55人が参加しました。
- 地域から運動積み上げ 重税、悪政はね返そう/阪南支部の9人20件の集団申告
- 第46回重税反対中央各界代表者集会が3月13日、衆院第2議員会館で開かれ、26団体・個人の110人が参加しました。この日は、全国550カ所で13万5000人の農民、労働者、年金者、女性、青年、商工業者らがこの行動に取り組みました。
- 地方選で暴走政治に審判を
- 国民大運動実行委員会、安保破棄実行委員会、中央社会保障推進協議会の3団体は3月18日、水曜日定例の国会前集会を共催で開き、労働組合や市民団体から350人が参加しました。
- 農のこころ
- 日を浴びてはじけそうなる種袋
- 世界のTPP反対運動
- 雇用や家族農業を破壊するTPPはやめろ―。日米両政府や財界などTPP推進派が交渉の膠着(こうちゃく)状態打破に向け焦る中、各国の反対運動は「ここが正念場」としてあらゆる手段を用いて断念させようと全力を挙げています。アメリカでは首都のほか、地方でも運動が高揚し、ニュージーランドでは全国規模の行動を成功させました。
- なぜ避難住民の『帰還』が進まないのか―“帰還圧力”のもとで深まる諸問題《上》
- 「第40回公害総行動の成功をめざす首都圏交流のつどい」が東京都内で開かれ、福島原発事故の被災や賠償問題などを調査・研究している東京経済大学准教授の尾崎寛直さんが、「なぜ避難住民の『帰還』が進まないのか? “帰還圧力”のもとで深まる諸問題」と題して、講演しました。その一部を紹介します。
- 店頭で おむすび 販売
- 東京都武蔵野市で3代続く米屋「金井米穀店」。その店主が金井一浩さん(43)です。
- 忘れない「3・11」
- 東日本大震災から丸4年を迎えた3月11日、「忘れない『3・11』キャンドルプロジェクト」が東京・渋谷で行われ、約100人がキャンドルを持って渋谷の街を歩きました。
- この人
- 就農して10年。東に南アルプス、西に中央アルプス、眼下には天竜川を望む、自然豊かな長野県上伊那郡南箕輪村で両親とともに四季を感じながら、リンゴ、ブルーベリーを栽培し、コシヒカリと古代品種の白毛餅米もつくっています。
- 旬の味
- 2月に奈良で開かれた農民連女性部総会に参加しました。奈良県農民連の活動や全国の農民組織としての課題、講演からもたくさんのことを学びました
■2015年3月23日(第1158号)
- アメリカもビックリ! 安倍政権の屈服・二枚舌外交
- カトラー米次席通商代表代行が「日本があまりに前向きなので驚くと話している」(アメリカの財界団体、米国商業会議所のオバビー副会頭、共同、2月28日)。カトラー氏は1月に来日した際に、日米の相違点を解消しようとする日本政府の「真の責任感」に励まされたとも語りました。
- 「地域を破壊するTPPはやめよう」
- 主婦連合会の山根香織会長、TPPに反対する弁護士ネットワークの中野和子事務局長、TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会の醍醐聰さんの3人が呼びかけ人となり、市民団体、農業団体などで構成する実行委員会は3月9日、東京ウィメンズプラザでフォーラム「地域を破壊するTPPはやめよう!」を開きました。
- TPP反対 食健連が宣伝
- 全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は3月6日、東京・有楽町でTPP、農業・農協改悪反対を訴え宣伝を行いました。
- 食料自給率50%目標の堅持を
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は3月6日、農水省交渉を行いました。
- 農のこころ
- ものの種にぎればいのちひしめける
- 党派を超えた運動で暴走政治にストップを
- 3月5日に群馬県前橋市のJAビルで、「TPPから食と地域・生活を守る県ネットワーク会議」(事務局・JA群馬中央会)が開かれました。
- 世界の女性と手をつなごう/2万3000人の熱気みなぎる
- 「2015年国際女性デー中央集会」が3月8日、東京・ニッショーホールで開催され、会場いっぱいの750人の女性たちが集いました。
- ゆず加工で中山間地が元気に
- 和歌山県の柚子(ゆず)の産地、古座川(こざがわ)町は紀伊半島の東南部にある、典型的な中山間地です。92人の農家が集まって地域の再生をめざしています。農事組合法人「古座川ゆず平井の里」は、オオサンショウウオや天然うなぎが住む清流、古座川の源流に近い「平井集落」にあり、地元の若者とお母さんが柚子工場で毎日マーマレードや、ぽん酢を作っています。
- 旬の味
- 産直の土佐文旦が届いた。甘酸っぱい香りが家の中に広がる。この頃になると、豪雪地でも春を感じる。まだ雪が残っているが、昨年の早い根雪で収穫できなかったキャベツを掘った。重たい雪につぶされまいと耐えているようだったがちゃんとしていた
■2015年3月16日(第1157号)
- やっぱりいいね 土いじり!
- 「やっぱり土いじりって、いいねえ」「ものを作れるって、うれしいね!」――東日本大震災から丸4年。福島県浜通り地方ではいまだに原発事故による避難生活が続き、生活再建でも、地域復興でも、問題はますます深刻化しています。そんななかで、「やっぱりものづくりがしたい」と、福島県農民連女性部の南相馬市の女性たちが、昨年から共同作業で綿花作りに取り組んでいます。
- 被爆70年 核兵器廃絶の転換点に/NPT再検討会議への代表派遣募金に協力を
- 「被爆70年の今年を核兵器廃絶の転換点にしよう」とビキニデー集会が3月1日、ビキニで被災した第五福竜丸の母港のある静岡県焼津市で開催されました。今年は被爆70年の節目の年であり、4月に国連で核不拡散条約(NPT)再検討会議が行われる特別な年です。全国から2000人を超える参加者が集まり、アピール署名、原爆パネル展、平和行進、NPTニューヨーク行動への決意などを交流しあいました。
- 農民連への共感広がる
- 農民連第21回大会の呼びかけに応えて、全国各地で「春の仲間づくり大運動」が取り組まれています。
- 農協解体阻止 必ず/TPP寸劇に人だかり
- 3月4日、国民大運動実行委員会と中央社会保障推進協議会、安保破棄中央実行委員会は共同で国会前行動に取り組みました。
- 農のこころ
- 剪定や一枝一樹の空も画布
- もちもち感 冷めてもおいしい
- 生産者・JAと米穀流通業者・実需者との商談交流会が2月22日、都内で開かれました。
- 『四季の保存食と作りおきレシピ100 安心・おいしい・らくらく!』/出版記念のつどい開く
- 家庭栄養研究会は2月25日に『四季の保存食と作りおきレシピ100 安心・おいしい・らくらく!』を発行し、その出版記念のつどいを2月11日に開催しました。
- この人
- 「米価下落で経営も大変じゃけえ、でも地域のためにがんばらねば」
- 土とふれあい みんな笑顔
- 若手生産者と若者の交流会の第2回「若人よあつまれ!! 農業体験&BBQ(バーベキュー)」が2月28日、千葉県印西市で開催されました。主催は千葉県農民連青年部と県内の青年団体で作る、同実行委員会。
- 大豆畑トラスト全国交流会開く
- 第17回大豆畑トラスト運動全国交流会が2月26日、都内で開かれ、生産者、消費者、みそ・しょう油業者の人たちが参加しました。今年のテーマは、「広がる大豆の世界〜醤油(しょうゆ)をもっと知ろう」でした。主催は、「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」。
- 旬の味
- 梅の花が咲き始める頃から毎年、税金申告が行われます。今年は各単組の役員さんも参加してにぎやかなこと。ある年配の組合員の方が「足腰が痛いけど子どもや孫のために農業をやってる。けど体が動く間は続けるよ」と心強い言葉です
■2015年3月9日(第1156号)
- 沿岸漁業こそ日本漁業の主役/「安倍政権NO!☆0322大行動」
- 「全国沿岸漁民連絡会(仮称)結成をめざす交流会」が2月21日、東京都内で開かれ、千葉、岩手、福島、北海道の沿岸漁業者ら50人余が集いました。
- 西川農水相辞任/『税金の手びき』使って指導者のための学習会
- 西川公也農水相が2月23日、相次ぐ政治献金疑惑問題で辞任しました。後任には、林芳正前農水相が就任しました。
- 署名34万人余分を提出/「若者×憲法キックオフ企画」開く
- 衆議院第2議員会館で2月25日、「戦争する国づくりストップ」署名提出院内集会が開催され、定員150人の会場は全国から集まった参加者で満杯状態となり、署名34万2780人分が提出されました。
- 農のこころ
- 朝市や籠に満たせる春の詩(うた)
- 日本でも広げよう
- 2月11日、「日本アグロエコロジー会議第1回勉強会」が東京・明治学院大学で開催され、400人余が集いました。主催は、埼玉県の有機農家の金子美登さんや、山形県の星寛治さんらが呼びかけ人となって2013年にスタートした「有機農業の明日を語る会」。全国有機農業推進協議会が共催しました。
- 沖縄「第1回産直まつり」
- 沖縄県南城市の玉城農民組合は1月31日、生産者と「産直友の会」共同の初の「産直まつり」を開催しました。生産者との年1回の交流会を、新日本婦人の会小組やその周りの人、食の安全に関心のある人を対象に「産直まつり」として開こうとの要求に応えたものです。
- ファーマーズマーケット 魅力展望は?
- 2月21、22の両日、土気NGOと千葉大学工学部建築学科が共催で「コミュニティのグルメを今、一つのテーブルに。未来をつくる2DAYフォーラム」が開催されました。
- 家族農業を守ろう 食べて、しゃべって、元気!
- 岩手県農民連女性部は2月22日、第22回総会を矢巾町の温泉で開催しました。
- 旬の味
- 農民連女性部の第26回総会に参加しました。“女性の力を集め、農業のそして平和の危機をはね返そう”と全国各地から集まった女性たち。その笑顔と声が畑仕事に疲れ、夕暮れの道を急ぐ私を今日も励ましています
■2015年3月2日(第1155号)
- 誰のための農業・農協「改革」か(1/3)/(2/3)/(3/3)
- 政府・与党は通常国会で農協や農業委員会「改革」にかかわる法案を成立させようとしています。その「改革」をめぐって、2月9日に全国農業協同組合中央会(JA全中)が政府・自民党案に大筋合意しました。政府・与党の農業・農協「改革」のねらいと問題点は何か。JA全中前副会長で、JA広島中央会前会長、JA三次代表理事組合長の村上光雄さんに聞きました。
- 「農協つぶし」許すな!
- 農民連、全労連、全農協労連、自治労連、生協労連、新日本婦人の会、全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)で構成する「安倍『農政改革』に反対し、食料・農業・地域を守る大運動」連絡会議は2月20日、「政府による『農協つぶし』許すな!院内集会」を衆院第2議員会館で開きました。
- 農協「改革」は協同組合原則を踏みにじる/協同組合全体に関わる重大事項であり、容認できない
- JAグループや日本生協連などでつくる日本協同組合連絡協議会が2月12日、農協改革をテーマにセミナーを開催しました。国際協同組合同盟(ICA)のポーリン・グリーン会長、ジャン=ルイ・バンセル理事、日本協同組合学会の柳沢敏勝会長の発言要旨を紹介します。
- TPP前提の農協解体は許さない(1/2)/(2/2)/農民連は主張します
- 政府・与党と全国農業協同組合中央会(JA全中)は2月9日に農業・農協「改革」について大筋合意しました。続いて安倍首相は12日の施政方針演説で、改革断行の最優先事項として、「農政の大改革は待ったなし」とし、「60年ぶりの農協改革断行」「農業委員会制度の抜本改革」などを強行することを宣言しました。
- 暴走政治食い止めよう/地域に信頼される農民連に
- 国民大運動実行委員会と安保破棄中央実行委員会、中央社会保障協議会(中央社保協)は2月18日、「国民要求実現2・18院内集会」を国会内で開催し、20団体から205人が集まりました。
- 分析センターだより
- 2月7、8の両日に行われた農民連青年部総会では、テレビ番組「芸能人格付けチェック」をまねた「農力格付けチェック」という特別企画が行われました。テレビ番組は、高級食材と安い食材を用意し、芸能人の舌を試して笑う、ただの娯楽番組ですが、青年部版は、農力のあふれる食材(農や食、地域や文化を豊かにする力にあふれる食材)と大量生産品や顔の見えない仕組みで作られた食材二つを用意し、背景に潜む課題、私たちが目指すべきことを考える企画になっています。今回、農民連食品分析センター監修のもと、5食材が試されましたが、ここではその一つ「緑茶」について紹介したいと思います。
- 農のこころ
- 余寒なほ農継ぎてきし太柱
- 演劇/東京芸術座・アトリエ企画公演「神隠し八十八ものがたり」 作・演出=岡安伸治
- 「馬喰八十八」(ばくろうやそはち)は伝承作家・佐々木喜善が書いた「聴耳草紙」の中に収められています。
- 第21回大会の発言から
- 私は東日本大震災のときは、まだ大学生でした。就職活動ではIT系企業の内定もいくつかもらいましたが、それを全部ことわって、福島に帰りました。「いま福島に帰らなかったら、もう一生帰らないかもしれない」と思ったのかもしれません。
- 自然豊かな地域を守る人の手助けに
- 農民連青年部は2月14、15の両日、「新潟・松之山 超豪雪雪かきボランティアツアー」を開催しました。
- 保存性のよい「たたみもやし」
- 創業56年のもやし生産者の飯塚商店(埼玉県深谷市)が、日本初の元祖「たたみもやし」を開発し販売を始めました。
- 旬の味
- 先日の2月7、8日に、農民連青年部の総会を開催しました。西は福岡、北は北海道からの参加者が集まりました。生産農家から産直事務局員、一般の方が集い、お茶やお米、豆腐、しょう油等の味の食べ比べをしました。農家でも間違えてしまったり、全問正解する方々もいたりと、楽しんでもらえる企画になったと思います
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