『四季の保存食と作りおきレシピ100
安心・おいしい・らくらく!』
家庭栄養研究会が発行
関連/出版記念のつどい開く
身近な旬の食材で料理簡単
栄養に優れたレシピを掲載
家庭栄養研究会は2月25日に『四季の保存食と作りおきレシピ100 安心・おいしい・らくらく!』を発行し、その出版記念のつどいを2月11日に開催しました。
この本は旬の食材を使った保存食レシピと、まとめて作って日持ちする作り置きおかず100品を、月刊『食べもの通信』の「チャレンジ手作り」などからえりすぐって掲載しています。身近で手に入れやすい食材で簡単に調理でき、栄養の点でも優れたレシピで家庭の食卓にぴったりです。
市販の惣菜や加工食品などは、塩分や脂質が過多であり、輸入食品が使われ、食品添加物や残留農薬の心配もあります。一方、家庭で作る料理は何より安心で経済的です。おいしく、栄養価の高い旬の食材を使ったレシピが掲載されています。
また茨城県南農民組合の市川和子さんや「人と農・自然をつなぐ会」の杵塚敏明さん、ワーカーズ・フェアビンデンの石井正江さん、長野県栄村吉楽旅館女将の吉楽里美さんらもレシピを寄稿しています。
食卓を豊かにできる
レシピも番外編で紹介
出版記念のつどいでは執筆者の料理研究家、清水信子さんと日本伝統食を考える会の栗原澄子さんが対談。清水さんは「保存食はあれば便利。でもいつ作ってどれくらい持つかが大切になってくる。また、同じ味のままではダメ。いかにリメークしながら食べるか楽しめばいい」と話しました。栗原さんは「テレビなど見ながらできるようにすれば作るのが苦ではなくなる」と、保存食を作るときの工夫を紹介しました。本に載っていない番外編のレシピも紹介され、会場は大いに盛り上がりました。
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対談する清水さん(左)と栗原さん |
休憩時間には桜おこわとクルミ入り田作り、大根のハリハリ漬けなどの試食が提供され、参加者は大いに楽しみました。
▼家庭栄養研究会編
▼合同出版
▼1300円+税
▼問い合わせ 家庭栄養研究会 TEL 03(3518)0624
(新聞「農民」2015.3.16付)
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