もちもち感
冷めてもおいしい
米屋商談交流会
農民連ふるさとネット アピール
疎植水中米・栄村コシヒカリ
生産者・JAと米穀流通業者・実需者との商談交流会が2月22日、都内で開かれました。
全国各地の生産者団体、農協などが多数参加するなか、農民連ふるさとネットワークも出展し、茨城県・県南筑波農産センターの疎植水中米、長野県栄村のコシヒカリを出品し、アピールしました。
|
特色あるお米で注目を集めたふるさとネットのブース |
疎植水中米は、ケイ酸肥料を投入し、深水の中で葉さやが長く節間を伸ばすことで、分けつ力のある苗を育てる栽培法です。米ぬかを利用し、農薬を使わない除草を実践しています。
栄村コシヒカリは、魚沼地方と同じ気候風土のもと、雪解け水を利用して栽培しました。お米マイスター全国ネットワーク主催の「大阪府民のいっちゃんうまい! 米コンテスト」で入賞を果たしました。
試食した人からは「もちもち感がいいですね」「冷めてもおいしい」などの感想が寄せられました。
その他、岩手県田老町の天然カットわかめ、保存食としてのアルファ化米などを出品しました。
ほかには、山形県鶴岡市有機農業推進協議会が出展。生産者の小野寺裕さんは「鶴岡は全国有数の有機農産物の産地です。海の幸、山の幸にも恵まれ、在来食材にもこだわるなど、食に対しても意識が高いです。自然を身近に感じ、自然本来の味を大切にしたい」と意気込みを語ります。
鶴岡市は、有機農業の認証機関でもあります。同市産業課エコタウン室の渡部秀明さんは「こうした商談会やイベントなどを通じて市の取り組みをアピールするとともに、田んぼの生きもの調査や出前授業など消費者との交流も大いに進めていきたい」と話していました。
(新聞「農民」2015.3.16付)
|