農のこころ丸山美沙夫
余寒なほ農継ぎてきし太柱 平塚 郁子 『ザ・俳句歳時記』から。寒が明けてもなお残っている寒さを「余寒」と言う。春になってからの寒さであり、「冴え返る」「春寒」と同じであるが語感が違う。この句はそれを巧く生かした作。茅葺きの大きな農家も改築されたり、減少していく。だが農を引き継いできた大事な「太柱」。農を守る葛藤も捉えている。
(新聞「農民」2015.3.2付)
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[2015年3月]
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