「農民」記事データベース20150323-1158-07

国際女性デー中央集会

世界の女性と手をつなごう

輝かせよう憲法 核兵器・原発NO

関連/2万3000人の熱気みなぎる


農民連女性部も参加
TPP・農協改革反対訴え

 「2015年国際女性デー中央集会」が3月8日、東京・ニッショーホールで開催され、会場いっぱいの750人の女性たちが集いました。

 国連も3月8日を、女性の地位向上を呼びかける「国際女性の日」に制定し、国際的農民組織、ビア・カンペシーナも、女性への暴力とアグリビジネスとたたかう日として位置付け、各国に取り組みを呼びかけています。

 「戦争する国なんて許さない! 輝かせよう日本国憲法! 核兵器・基地・原発NO! 世界の女性と手をつなぎジェンダー平等へ!」をスローガンに行われた今年の中央集会では、同志社大学教授でエコノミストとして活躍する浜矩子(のりこ)さんが「幸せになるための経済学――反アベノミクスのすすめ」と題して基調講演しました。

 浜さんは「アベノミクスを私はあえて“アホノミクス”と言いたい。本来、経済活動は人間を幸せにするためのもの。この視点がアベノミクスに対抗する上でとても重要だ」と強調しました。

 「交流と連帯」のコーナーに、農民連女性部が登場。米価暴落などの実態とともに「日本の農と食を破壊するTPP参加や農協改革に反対しましょう」と訴えました。

 閉会後、今年のテーマカラーの赤を取り入れた思い思いのファッションで、新橋駅周辺までパレードしました。

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テーマカラーの赤をとり入れたファッションでパレードしました


原発再稼働 許さない

2万3000人の熱気みなぎる

反原発☆統一行動

 首都圏反原発連合、さようなら原発1000万人アクション、原発をなくす全国連絡会が主催する「反原発☆統一行動」が3月8日に都内で開催され、2万3000人が集結しました。日比谷野外音楽堂で開かれた大集会は、会場を埋め尽くした聴衆による「原発ノー」の熱い熱気に包まれました。

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「原発反対・NO」のパネルを掲げる参加者=東京・日比谷野外音楽堂

 スピーチでは、福島から3人が発言。避難者で「なりわい裁判原告団長」の中島孝さん、「原発いらない福島の女たち」の勝又美佐子さん、いわき市議会議員の渡辺博之さんがそれぞれ、全国と連帯した福島でのたたかいについて述べました。

 ゲストとして、元宇宙飛行士の秋山豊寛さんが登壇し、原発再稼働のほか、TPPや農協改革、沖縄・基地問題など国政上の重要課題で暴走する安倍政権を批判。「安倍さんは脅えている。抗議の意思を4月に行動で示そう」と呼びかけました。

 原発が立地する現地からも3人が、再稼働を許さない力強い決意を語りました。

 集会終了後、巨大請願デモと国会大包囲が実施され、参加者が国会を取り囲みました。

(新聞「農民」2015.3.23付)
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2015年3月

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