2023年4月
■2023年4月24日(第1550号)
- ゲノム編集トマト苗
- 2021年9月、ベンチャー企業のサナテックシード社とパイオニアエコサイエンス社はゲノム編集トマト苗を22年から全国の福祉施設へ、23年から全国の小学校へ配布する計画を発表しました。安全性が確認されていないゲノム編集トマト苗の配布に対して、全国の地域の市民団体が自治体に受け取らないように求める行動に取り組んでいます。
- ゲノム編集トラフグ
- 京都府宮津市議会の総務文教委員会は3月27日、市内の陸上養殖場でゲノム編集されたトラフグをふるさと納税の返礼品としたことを巡り、安全性が確認されるまで返礼品からの削除を求めた市民の請願を継続審査とすることを決めました。
- ゲノム編集トラフグ
- 京都府宮津市議会の総務文教委員会は3月27日、市内の陸上養殖場でゲノム編集されたトラフグをふるさと納税の返礼品としたことを巡り、安全性が確認されるまで返礼品からの削除を求めた市民の請願を継続審査とすることを決めました。
- GX基本方針の撤回・原発ゼロを訴える
- 原発をなくす全国連絡会は4月11日、東京・新宿駅西口でイレブン行動を行い、GX(グリーントランスフォーメーション)基本方針と福島第一原発ALPS(アルプス)「処理水」海洋放出の撤回、原発ゼロの日本を求める署名を呼びかけました。
- 『平和でこそ商売繁盛』『国際人権水準を満たせ』
- 4月12日、衆議院第2議員会館前で定例国会前行動が行われ、150人(主催者発表)の市民が集まりました。主催は、国民大運動実行委員会など。
- 66回目の原水爆禁止国民平和大行進
- 1958年以来、今年で66回目を迎える原水爆禁止国民平和大行進が5月6日から始まります。
- 農のこころ
- 後継ぎ来よ野鳥の囃す春田道
- 女性農業者の尿からネオニコ系農薬を検出/農薬についてしっかり学び賢く農作業しよう/有機野菜を食べてネオニコの残留減らしたい
- 高い浸透移行性と持続性でアブラムシやカメムシなど多くの害虫の防除にネオニコチノイド(ネオニコ)系農薬が使用されています。
- 廃止するな!保険証 強制やめよ!マイナンバーカード(1/5)/(2/5)/(3/5)/(4/5)/(5/5)
- 岸田政権は、現行の健康保険証を2024年秋に廃止してマイナンバーカードに一本化する法案を国会に提出し成立を狙っています。
健康保険証の廃止は、国民皆保険制度を破壊に導き、法律上も任意であるマイナンバーカード(マイナカード)の所持を事実上強制し、国民と医療機関に負担と混乱をもたらすとして、反対の声が大きく広がっています。その狙いと問題点を特集します。
- 農業収入 3年連続赤字だと雑所得に! エエッ
- 3月の確定申告の時期に、一部自治体で、「300万円以下の農業所得は雑所得として扱うことになりました」「3年連続で赤字の場合は農業収入として認めない」とする案内文書が届きました。
- 農家のための税金コーナー(36)
- 所得税・消費税の確定申告、お疲れさまでした。
- 「学校給食という希望」6月22日スタート
- 近年、学校給食をめぐる取り組みが全国各地で盛んです。食農教育、地産地消、まちづくり、持続可能な農業の推進など、多様な観点から給食の社会的役割に期待が寄せられています。同時に、子どもの「食への権利」を保障するセーフティーネットとしての役割も改めて見直され、給食費の無償化を求める声も各地で高まっています。
- 本の紹介/ブックレット 原英二著(日本消費者連盟発行)『どうなっているの?食品表示』
- 私たち消費者にとって、食品表示はとても重要です。食品添加物、遺伝子組み換え、原料原産国など、気になることはたくさんあります。
- JAやさと・有機栽培部が大賞
- JAやさと(茨城県石岡市)の有機栽培部会が、第52回日本農業賞(主催・全国農業協同組合中央会、都道府県農協中央会、NHK)集団組織の部で大賞を受賞しました。
- 旬の味
- 今年の桜の開花の早さに季節感が崩れ、種を蒔(ま)くのにも妙な思いになります。この夏も酷暑の予報もあり、稲や野菜をどう守れば良いものかと案じてしまいますが、田んぼの作業も本格的に始まりました
■2023年4月17日(第1549号)
- 学校給食無償化を求める運動 全国で広がる
- 憲法で義務教育は無償とされているにもかかわらず、学校給食は70年近くも有償のままできました。物価高騰で学校給食費を値上げする自治体も増えています。
- 田植え始まる
- 高知県では3月中旬から田植えが始まっています。
- 基本的人権にも法律にも反する
- 農民連と農民連ふるさとネットワークは3月24日、「インボイス導入中止の運動と農事組合法人の農協特例学習会」をオンラインで開催しました。
- 各界連が怒りの大宣伝行動
- 消費税廃止各界連絡会は4月3日、東京・新宿駅前で、消費税導入から34年に怒りと抗議の意思を示し、緊急に5%に引き下げることを求める大宣伝行動を行いました。
- マイナンバーカード強制やめて
- マイナンバー制度反対連絡会は、全国保険医団体連合会(保団連)とともに3月23日、衆議院議員会館で「マイナンバーカードの強制やめて 保険証廃止法案は撤回を!」を求め、国会内集会を行いました。集会会場は満席で、ウェブ参加者を含め700人が参加しました。今回は国会請願署名「健康保険証廃止の中止を求めマイナンバーカード取得の強制に反対します」5万3060人分を提出。累計で19万5612人分の署名が集まりました。
- 生存権に基づき国の責任で被災者の支援を
- 「災害被災者支援と災害対策改善を求める全国連絡会」(全国災対連)は3月30日、第24回総会をオンライン併用で開催し、約40人が参加しました。
- 本の紹介/晃洋書房 河村律子、中村均司、中村貴子、燗c晋史 編著『共感の農村ツーリズム― 人の流動・経済循環を創りたい ―』
- 本書は、NPO法人日本都市農村交流ネットワーク協会が創立15周年の節目を迎えるに当たり企画されたものである。同協会は都市と農村の交流を推進し、同時に都市農村交流に関わる人々のネットワーク化をめざして活動してきた。
- 農のこころ
- 開拓の農地百坪春キャベツ
- 科学的な土づくりと栽培技術学ぼう
- 有機農業の普及を目的として活動している奈良県橿原(かしはら)市の「かしはらオーガニック」(農家や消費者、橿原市で構成)は3月18日に市内で「有機農業の実践報告会」(オンライン併用)を開きました。
- 鈴木宣弘 東京大学大学院教授招き講演会/イラスト
- 北海道農民連北見地区協議会と、オホーツク地域自治研究所は4月1日、東京大学大学院の鈴木宣弘教授を招いて、「どうする!!日本の食料危機〜食料・農業を守ることが安全保障〜」と題した講演会を、北見市内のホールで開催しました。
- 旬の味
- 今年になって、1月は行く、2月は逃げる、3月は去るという言葉を知りました。私が農業に従事していた時、1、2月は前年の柑橘(かんきつ)の収穫・出荷作業の疲れで、1日暮らすのが早く感じました
■2023年4月10日(第1548号)
- ネット署名8万人分提出
- インターネット署名「日本から酪農・畜産の灯を消すな! 政府は経営支援策を今すぐに!」と、畜産農家の個人要望書の第6次となる提出行動が3月29日、国会内で行われ、オンライン中継を含めて全国から50人以上が参加しました。
- 乳業メーカー最大手 明治ホールディングスと懇談
- 農民連と全国食健連は3月29日、乳業メーカー最大手の明治ホールディングス株式会社を訪れ、「酪農危機を打開するために、乳業会社としての役割の発揮を求める」要請書を手渡し、懇談しました。
- 2023年度予算成立に対する抗議声明
- 3月28日、参議院で2023年度予算が可決・成立しました。軍事費を4・8兆円上積みして総額10・2兆円となり、世界3位の軍事大国へ踏み出します。戦争する国づくり元年予算は絶対に認められません。
- 国民の「食料への権利」訴えに不当判決/原告団・弁護団の声明要旨
- 「主要農作物種子法(種子法)廃止法(2018年4月施行)は、国民の『食料への権利』を侵害するものであり、違憲無効である」として19年に全国各地の農家や消費者が提訴した「種子法廃止違憲確認訴訟」の判決が3月24日、東京地裁で出されました。
- 農のこころ
- 葱植うるとなり畝たつ貸農場
- フードテック(代替肉・昆虫食・培養肉)とは?
- 輸入の遺伝子組み換え大豆を拒否し、生産者と消費者が国産の安全な大豆の生産を高めようという「第25回大豆畑トラスト運動全国交流会」が3月16日、東京都内(オンライン併用)で開かれました。主催は、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン。
- 「戦争はダメ」の声を全国から上げよう
- 3月29日、衆議院第2議員会館前で国会前定例行動が行われ、主催者発表で140人が参加しました(写真)。主催は国民大運動実行委員会など。前日に参議院で、軍拡予算大幅増・社会保障費削減の来年度予算が可決・成立しました。
- 82団体・個人から69万9545円
- 2022年12月に山形県鶴岡市で発生した豪雪・土砂災害(新聞「農民」2月6日付既報)について、「農民」読者をはじめ多くの方から義援金へのご協力をいただき、誠にありがとうございました。
- 安心・安全な作物に誇り
- 日本国際女性デー100周年奈良県集会が3月8日、奈良市の近鉄奈良駅前で開催されました。目的は、女性の生活と尊厳を守るために平和とジェンダー平等の実現をめざすもの。世界と日本で同日に開催されました。
- 寸劇「税務相談停止命令をやめさせっぺ」披露
- 福島県二本松市で3月14日、重税反対集会が行われ、3年ぶりに民主商工会と安達地方農民連で120人が参加しました。
- 旬の味
- 道路の真ん中にドンと構えてあごをかいている一団が。「危ないよ」と声をかけても動じない。近所の酪農家に住みついている猫。乗用車でもよけようともせず、いつも困る私。彼らも牛の餌をネズミから守る貴重な存在で、毎日搾りたての牛乳と餌をもらって大切にされている
■2023年4月3日(第1547号)
- 家族農業を大切にする農政へ
- 家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)は3月17日、国会議員会館内で集会(オンライン併用)を開き、「食料・農業・農村基本法(以下、基本法)の改正に際して盛り込むべき視点」と「家族農林漁業を強化する国内行動計画への提言」を発表しました。その中で、持続可能な社会に向けて小規模・家族農業を大切にする政治への転換を、政府に求めました。
- 酪農家の努力だけでは限界
- JA北海道グループは3月18日、「北海道酪農・畜産危機突破緊急集会」を札幌市内で開催し、全道からオンラインを含めて2000人が参加しました。北海道農民連も後援しました。
- 納税者の権利擁護求める緊急署名
- 全国商工団体連合会(全商連)や農民連など8団体は3月17日、「自主申告運動の擁護・発展をめざす国会行動」を開催し、1月末に緊急で提起した「納税者の権利擁護を求める緊急請願署名」7万8119人分を提出しました。24日にも追加提出し、計15万6511人分となりました。
- 大軍拡よりも憲法生かせ
- 農民連青年部も参加する若者憲法集会実行委員会は3月18、19の両日、岸田政権の大軍拡・大増税に反対し、憲法を生かした政治を求めて全国で一斉行動を展開しました。
- 軍備競争は平和を一層困難にする
- 戦争する国づくりを進める岸田政権に抗議する「19日行動」が3月19日に国会前で行われました(写真)。主催は総がかり実行委員会と9条改憲NO!全国市民アクション。主催者発表で1000人の市民が集まりました。
- 農のこころ
- 後継ぎ来よ野鳥の囃す春田道
- 遺伝子組み換えの表示が消える?
- 小売店、スーパーなどの食品棚に並んでいる大豆、トウモロコシなどの加工食品から「遺伝子組み換えでない」の表示が消えつつあります。
- 軍事費より暮らしへ
- 埼玉県川越市内の年金者組合の農園では、かかしが毎日、「軍事費を止めて国民の生活にまわせ」と通行人に訴えています。
- 畜産農家の緊急「要望書」
- 生産コストの高騰など経営危機に苦しむ畜産農家から政府への「要望書」を集める運動が、全国で取り組まれ、各地でドラマが生まれています。
- 原発ゼロ、被災者支援!奈良のつどい/イラスト
- 「原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい」が3月11日、奈良市のJR奈良駅前広場で開催されました。主催は同実行委員会。奈良県農民連からは農産物マルシェで参加し、集会は400人を超える大盛況でした。
- 旬の味
- 酪農危機が叫ばれるようになって数カ月。現在約85%もの酪農家が赤字経営に陥っているという。先日ようやく私も確定申告を終わらせ、1年間の収支をまとめたが、わが家でも大赤字の令和4年となった
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