「農民」記事データベース20230424-1550-02

ゲノム編集トラフグ

京都・宮津

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ふるさと納税返礼品から外せ
市民からの請願が継続審議に

 京都府宮津市議会の総務文教委員会は3月27日、市内の陸上養殖場でゲノム編集されたトラフグをふるさと納税の返礼品としたことを巡り、安全性が確認されるまで返礼品からの削除を求めた市民の請願を継続審査とすることを決めました。

 請願は宮津市の市民団体「麦のね宙(そら)ふねっとワーク」が提出していたもの。

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麦のね宙ふねっとワークとOKシードプロジェクト共催のゲノム編集フグについてのオンライン記者会見=2月14日

 この問題は新聞各紙にも取り上げられ、全国の市民も注目する中、参考人質疑を含む異例の審議となりましたが、採択2、継続審議2、棄権1となり、委員長裁決で6月議会への継続審議と決定されました。

 宮津市側は、ふるさと納税返礼品として推進しており、問答無用の姿勢でしたが、市民からゲノム編集食品の問題点が多く出されていました。

 その結果、市議会で真剣な議論が行われ、これまでのリージョナルフィッシュ社側の説明、情報公開の不十分さが明らかになりました。

 麦のね宙ふねっとワークとOKシードプロジェクトは6月市議会に向け、世論と運動をさらに強めるとしています。

(新聞「農民」2023.4.24付)
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2023年4月

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