「農民」記事データベース20230424-1550-12

廃止するな!保険証 強制やめよ!
マイナンバーカード
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憲法違反
保険証廃止は国民皆保険制度を破壊

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保険証廃止は憲法違反
国・保険者の義務放棄だ

全国保険医団体連合会
会長 住江憲勇さんの談話

画像  保険料を支払っている被保険者に対して有資格者であることを証明する保険証を発行するのは保険者の義務・責務です。命に関わる医療を迅速・確実に保障している保険証を廃止し、マイナンバーカードを持たない人には申請により自己責任の資格確認証とすることは、申請漏れ、申請遅れを生み、そうした方々が無保険状態になれば、医療機関では10割負担になってしまいます。これは、国・保険者の責任放棄であり、すべての国民が最低限度の生活を営む権利を有すると定めた憲法25条違反です。

 マイナンバーカードを使用しない自由、マイナンバーカード自体による情報漏えい、経済的損失を回避する権利、憲法が保障する基本的人権が大きく侵害されます。

 オンライン資格確認化に対応できない医療機関は閉院・廃業を強いられます。これは医療機関の経営と医療従事者の生活の侵害にとどまらず、国民・患者からみれば地域医療の損失です。

 オンライン資格化に対応した医療機関では、セキュリティー対策の強化、マイナンバーカード紛失・更新切れ・破損時への対応、オンラインの操作に不慣れな高齢者などへの対応としての人的配置など経済的負担が拡大し、医療機関の経営に大きく影響します。

 地域医療が崩壊

 特に農村部などの中山間地では、地域医療がなくなれば、地域そのものの崩壊につながってしまいます。

(新聞「農民」2023.4.24付)
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2023年4月

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