2020年8月
■2020年8月31日(第1422号)
- 米価下落に強い危機感
- 岩手県農民連は8月上旬、県農協中央会と県下すべての7農協を訪問し、米価下落対策をめぐる共同を求める懇談を行いました。
- 持続化給付金の申請で「農民」読者を23人拡大/稲刈りスタート
- 広島県農民連の会議で持続化給付金についての説明があり、半信半疑のなか、農家も自営業者であるし、国の示した計算方法によると、ほとんどの農家が申請できることを知りました。
- 核兵器禁止条約発効まであと6カ国 地球規模での連帯を発展させよう
- 新型コロナの猛威が続く中、感染拡大を防止するため、今年の原水爆禁止世界大会2020はオンラインで8月2、6、9日にわたって行われました。
- 今こそ消費税の減税を!
- 消費税廃止各界連絡会(各界連)は8月21日、東京・新宿駅西口で消費税の5%への減税を求める署名宣伝行動に取り組みました。5団体19人が宣伝に参加しました。
- 医療、福祉、いのちを守るために税金を使え
- 総がかり行動実行委員会と「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」は8月19日、国会議員会館前で恒例の「19日行動」に取り組み、猛暑のなか900人が参加しました。
- 農のこころ
- 朝取りの瓜と夕顔交換す
- 気象リスクが常態化
- 7月の長雨、梅雨明け後の猛暑と水不足で、各地の農業生産に大きな被害が発生しています。
- 本の紹介/古沢広祐 著 食・農・環境とSDGs 持続可能な社会のトータルビジョン
- 国連が2015年に採択したSDGs(持続可能な開発目標)については、17の目標や「誰も置き去りにしない」というスローガンが広く知られるようになりました。通勤電車ではSDGsの17色のピンバッジを身につけたビジネスマンの姿もよく見かけます。
- 私の戦争体験
- 私は1928年に東京都豊島区で生まれました。当時は各大学に将校が配属されることがはじまり、早稲田大学に通っていた兄は軍人配属の反対運動を行っていました。45年にドイツが負けポーランドが解放されたとき、「ピアニストが大統領になるポーランドはすごい国だ」と言った兄に、思わず「非国民だ」と言ってしまったように、私はいわゆる軍国少年でした。
- 新看板とともに存在感をアピール
- 千葉県農民連の新しい看板が完成しました。
- ブラックベリーとイチジク収穫
- 「お盆前に畑の草をとってきれいにしたい」と、夕食の準備をしてから2時間ほど、ブラックベリーの実を収穫しました。
- 旬の味
- お盆も過ぎ暑い中にも夕方の風は、少し秋を感じさせてくれる。7月の曇天もうそのような日照りの中で稲刈りが始まった
■2020年8月24日(第1421号)
- コロナ危機から農民のくらしと
営農を守るたたかいに全力を!
- 農民連は8月4日、都内で全国代表者会議を開きました。会議はオンラインで行われ、44都道府県、70会場で180人以上が参加しました。
- 都北農民組合 新たに21人が入会
- 宮崎県の都北農民組合では、持続化給付金の申請でつながりを持った人たちが、所得税の申告、免税軽油の取り組みでも一緒にやりたいと、これまでに21人が新たに入会しました。
- 政府は新型コロナ対策を!
- 農民連は8月5日、国会内で、新型コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米を守る緊急要請を行いました。
- 軽トラなど災害支援の対象に 農民連の運動が実る
- 農民連は8月5日、農水省に対し、令和2年7月豪雨による農業被害への対策強化を求める要請を行いました。
- 農のこころ
- 雪室の熟成そばとよ夏のれん
- 石黒昌孝さんを偲(しの)んで
- 2020年7月23日、農民連食品分析センターの初代所長で農民連事務局次長・顧問を務めました石黒昌孝さんが逝去されました。享年90(満89歳)でした。
- Jヴィレッジの除染土5万立方メートル 住民に知らせず造成に使用
- 国と東京電力が福島第一原発事故の対応拠点としていた福島県双葉郡楢葉町と広野町にまたがるスポーツ施設「Jヴィレッジ」。2019年4月20日から全面営業再開となりましたが、再開に向け、東電が行った原状回復工事(実質的に除染工事)でJヴィレッジから出た土壌(放射能濃度が1キログラム当たり8000ベクレル以下)5万2818立方メートルが、住民に知らされることなく造成に使用されていました。
- 種子条例 群馬県で制定・施行
- 群馬県では6月23日に種子条例が制定、施行されました。群馬農民連も制定求めて運動してきました。国の突然とも言うべき種子法(主要農作物種子法)廃止を受け、群馬県では要綱を制定し、種子供給を続けてきました。
- 発見 農の現場から
- 私は、三重県北部に位置し、鈴鹿山脈の主峰である御在所ヶ岳をはじめ、鎌ケ岳、釈迦ケ岳の美しい三山を背景とした豊かな緑の丘陵地と清冽(せいれつ)な溪谷に恵まれた菰野(こもの)町に住み、稲、小麦・大豆を合わせて2・6ヘクタール耕作する農家です。
- 旬の味
- 今年も大雨の被害が西日本を中心に出ています。一刻も早い復旧支援がされ日常が戻ることを祈っています
■2020年8月10日(第1420号)
- 持続化給付金で暮らしと営農を守ろう
- 持続化給付金の申請を通じて、各地で農民連の仲間づくり運動が大きな広がりをみせています。
- ブックレット 国連家族農業10年
- 新型コロナ危機の中、社会の脆弱(ぜいじゃく)さを感じている人々、より公正で環境にも優しい新たな社会を求めている人々に私たちのビジョンを届け、社会の転換に向け世論と運動を広げたい――そんな思いから農民連は幅広い筆者と多様な内容による単行本を刊行しました。新しい社会を模索する多くの人々へのこの本の普及を訴えるとともに、本を活用した大学習運動を呼び掛けます。
- 家族農林漁業プラットフォーム
- 家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)が7月25日、オンラインで総会を開催し、全国から約40人が参加しました。
- 原発汚染水の海洋放出ノー
- 福島の若者有志DAPPE(ダッペ・平和と平等を守る民主主義アクション)は、政府・東京電力による、福島第一原発汚染水の強引な海洋放出決定に反対する行動をしています。
- 全米販(全国米穀販売事業共済協同組合)と懇談
- 農民連と農民連ふるさとネットワークは7月30日、米穀卸売業者の全国団体である全国米穀販売事業共済協同組合(全米販、東京都中央区)を訪問し、全米販の木村良理事長らと米の需給状況や政府への要請などについて意見交換しました。
- 申請しよう持続化給付金
- 持続化給付金について、江藤拓農水大臣は従来から、「極めて柔軟な対応を農林水産分野ではできる」「所得を申告しているほぼ全ての農業者が対象になると理解している」と発言しています。江藤大臣の農業者への熱いエールに応え、持続化給付金制度の周知徹底と活用をすすめ、コロナ禍から営農と地域を守る運動を広げるために奮闘しましょう。
- 農のこころ
- 夕焼の薄らぎ明日へ鎌を研ぐ
- グリホサートの規制・禁止は世界の流れ(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)
- 除草剤ラウンドアップの主成分「グリホサート」は、近年発がん性など人体や環境への影響が指摘され、アメリカでは多額の損害賠償が認められるなど大きな注目を集めています。また、使用の中止を求める運動が世界中で行われ、ヨーロッパなどでは規制の動きが強まってきています。
- 会員の4割以上が申請 7人の会員が増える
- 宮城農民連が本格的に持続化給付金の申請に取り組んだのは6月に入ってからでした。県連の役員で制度をよく学習し、申請の実務については、県連ではウェブでの申請ができないので議論しました。宮城県では、申請サポート会場が9カ所開設されているので、そこへ行っての申請を中心にしました。
- 経営継続補助金や国保減免の申請も
- 大阪農民連・阪南支部協議会(山下博会長)は7月19日、「コロナ禍のもと農業経営を守る学習と相談会」を開催しました。当日は、20代の新規就農者、元組合員、6次産業化をめざす60代の女性など17人が参加。その場で、2人がスマートフォンによる「持続化給付金」を申請し、2人の仲間が増えました。
- 学習会を2カ所で開催 新しい顔ぶれが参加
- 徳島県農民連でも持続化給付金の学習会をはじめました。学習会には、板野町11人、阿波市10人が参加し、税金のときとは違う新しい顔ぶれがみられました。
- 農家が得する税金コーナー(84)
- 奈良県農民連の2021年春の大運動に向けた税金対策部員養成講座が、7月10日を皮切りに12月11日まで2週間に1回ごとに合計12回の予定でスタートしました。この期間に第1講座から少なくとも第8講座までを修了し、一般的な農家の確定申告は基本的に対応できるようになることが目標です。
- 長雨で米・野菜に大きな被害/令和2年7月豪雨被害支援募金/イラスト2点
- 九州南部豪雨災害に続き、7月上旬に九州北部も集中豪雨に遭い、熊本県北部もがけ崩れや河川の氾濫で水田が土砂に埋まり、農家に大きな被害をもたらしています。
- 農民連結成30周年記念コンクール入選作品 写真の部
- 広大な稲田を前に、手をかざしながら女性が見つめるものは遠くに連なる山々だけでしょうか。
- 旬の味
- 今年の梅雨は子どもの頃を思い出させるような長雨。1カ月もダラダラと雨が降り、家中カビだらけになるような天気が続いたものだったが、今では、1つの地域に集中して降るような災害の報道が絶えない。幸い当地では被害はでていないが、気が抜けない台風シーズンが終わっていない
■2020年8月3日(第1419号)
- そんな今こそ農民連で一緒に乗り越えよう
- 米価下落など影響は広範 給付金申請に産直や税金も/農民連で申請サポート 行政に働きかけ困難切り開く
- SNSで被害情報発信 農業経営見直すきっかけに
- 「数十年に一度」といわれる異常気象が毎年起こっています。
- 一人の離農者も出さないよう支援を
- 島根県農民連は7月16日、丸山達也島根県知事に、(1)畜産関連のコロナ感染症対策(2)県種子条例の進ちょく(3)2020年産米価下落対策(4)持続化給付金の農家への周知――について要請しました。
- 5%への減税求め宣伝/令和2年7月豪雨被害支援募金
- 消費税廃止各界連絡会(各界連)は7月22日、東京・新宿駅西口で消費税の5%への減税を求める署名宣伝行動に取り組みました。5団体17人が宣伝に参加し、29人分の署名が集まりました。
- 結論ありきの海洋放出は許さない
- 福島県農民連は7月21日、政府・東京電力への要請行動を行いました。福島県連の本多芳司副会長は「原発事故から9年以上経過しましたが、福島にはまだまだ苦しんでいる人がたくさんいます。誠意ある回答を期待します」と述べ、ALPS(多核種除去設備)処理水の海洋放出を行わないことなど、12項目に及ぶ要請書を政府・東電に手渡しました。
- 臨時国会をただちに開け
- 総がかり行動実行委員会と「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」は7月19日、国会議員会館前で「19日行動」を行い、900人が参加しました。
- 農のこころ
- 山の端に日が落ち青田なお青く
- 「北海道農民連ニュース」が好評
- 北海道農民連では、新聞「農民」を発送する際の第三種郵便の帯封の裏面に、北海道農民連独自のニュースを刷り込み、これが道内の読者に好評を博しています。
- 農家が得する税金コーナー(83)
- 愛媛県農民連の森井俊弘会長は、今年春の自身の事業(営業・農業・不動産)の消費税申告で、約89万円の還付を国から受けました。
- 機械苦手でも大丈夫! みんなで申請完了
- 7月8日に長野県の豊野町農民組合は「持続化給付金」の学習会を行い、組合員や近所の人を誘って12人の参加で開催しました。
- ネオニコ知の井戸(1)
- 7月6日付の新聞「農民」では、農民連食品分析センターの調査データや新しい生産方法を模索する実践から、ネオニコチノイド系農薬(ネオニコ)に頼らない取り組みの提案を盛り込んだ特集を掲載しました
- ほっとまんぷくプロジェクト
- 「ほっとまんぷくプロジェクト」は、7月12日に新型コロナウイルスのためにアルバイトができず生活に困った学生を食材で支援しようと、青年組織の民主青年同盟が企画したものです。これを折り込みチラシで知った香川県農民連がお米とアスパラガス等を提供しました。
- 今年は夏まきトウモロコシに挑戦
- 原澤康治さんは奈良県天理市と明日香村で露地のニンジンとハウスのスイカ45アールを耕作しています。スイカの収穫、出荷がひと段落し、ハウスの片づけとニンジンの植え付け準備中です。
- カフェ野馬土でハーブ講座
化粧水に調味料に/イラスト
- 福島県相馬市のカフェ野馬土(浜通り農民連に併設)で7月2日、心の復興事業第3弾「ハーブ講座」を開催しました。宮城県仙台市の「ハーブ工房まーじょらむ」の阿部薫先生にご指導をいただき、ハーブの化粧水&ビネガーをつくりました。
- 旬の味
- 先日娘から電話があり、「お父さん、今度の日曜日友達と友達の草刈り機運んでくれへん?」と言うので、どうしたのかと聞く私に、輸入小麦を使う学校給食のパンからもグリホサート(商品名ラウンドアップ)が検出されたとのこと。小麦を作るため友人たちと空いた田を借りて準備をしているというのです
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