今年は夏まきトウモロコシに挑戦
奈良県天理市 原澤康治さん(35)
原澤康治さんは奈良県天理市と明日香村で露地のニンジンとハウスのスイカ45アールを耕作しています。スイカの収穫、出荷がひと段落し、ハウスの片づけとニンジンの植え付け準備中です。
「スイカはハウスで作っているので、長雨の影響はあまり出ませんでしたが、知り合いは『露地スイカやトマトが、炭疽(そ)病で出荷後のスイカが腐り、お客さんからクレームが来た』と話していました。自分も長雨の影響で、ニンジンの作付け準備が遅れています」と長雨の影響を語ります。
原澤さんは、スイカの移動販売を知り合いのパン屋さんなどで行っています。「今年は、普通の道端での販売にも挑戦してみましたが、全く車が止まってくれず大失敗でした」と苦笑いです。
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スイカのハウスの中を片付ける原澤さん |
ハウスでも新しい挑戦を原澤さんは始めています。「スイカの片づけが終わったら、トウモロコシを植えようと思います。今からやれば、8月半ばに種をまき、品薄になる11月半ばの出荷ができないか試してみます。失敗しても緑肥にして、土壌を改良できるので損はありません」と楽しそうに話していました。
(新聞「農民」2020.8.3付)
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