「農民」記事データベース20200831-1422-12

旬の味


 お盆も過ぎ暑い中にも夕方の風は、少し秋を感じさせてくれる。7月の曇天もうそのような日照りの中で稲刈りが始まった▼8月は平和について語るとき。昨年、被爆体験の話を聞いた。戦後75年の今年は核兵器禁止の取り組みもコロナ禍で縮小となったが、被爆者の強い願い、核兵器禁止条約批准の国が40カ国になり、発効までもう少しだ▼私の父は満州で終戦、今では戦争について話を聞くことはできない。戦争の悲惨な体験を聞きたいという学生がいるというニュース。歴史を学び、平和の大切さを語り継ぐためにも、体験者からの話を聞かなければと感じている▼知人から未使用の暑中はがきをいただき、懐かしい友に近況報告を送ったら、うれしい残暑見舞い。素敵な、ちひろの絵はがきに彼女の人柄を思うとき、コロナ禍で外出にも気を遣うとの内容だった▼広島で暮らす友、病気療養中の友、お盆の帰省もがまんの孫たち、みんな同じだ。安心して暮らせる毎日、平和ほどうれしいことはない。核のない世の中に。

(Y)

(新聞「農民」2020.8.31付)
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2020年8月

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