生活困窮の学生を支援
ほっとまんぷくプロジェクト
=香川県農民連が食材提供=
「ほっとまんぷくプロジェクト」は、7月12日に新型コロナウイルスのためにアルバイトができず生活に困った学生を食材で支援しようと、青年組織の民主青年同盟が企画したものです。これを折り込みチラシで知った香川県農民連がお米とアスパラガス等を提供しました。
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青年たちが学生に食材を支援しました |
支援した食材は、高松市農民組合の大塚茂樹組合長の減農薬のブレンド米と、三木町農民組合の植村隆昭組合長のアスパラガスです。提供の会場は、香川大学農学部前の民家をお借りしての特設会場。
その他、玉ねぎ、ピーマン、トマト、ゴーヤ、シシトウ等の農作物や、食材提供でなくカンパで買ったラーメン類、スイーツなどが並びました。
事前に配ったチラシを持った学生第1号の方には、全員が拍手、学生の方が驚いていました。香川大学の学生には、バングラデシュやミャンマー等の留学生が一定数いることもわかりました。イスラム教の習慣上「豚肉」がダメなため、食材の吟味は大変厳しく缶詰類は念入りに調べていました。この人たちが国に帰り、それぞれの分野で国を支える人たちになることが実感できました。
中には通りすがりの自転車に乗った専門学校生なども「いいんですか?」と笑顔で食材を選び、お礼を言って帰っていきました。全体で31人の方々に食材を提供できました。
大変な盛況で、またやろうと展望を持った取り組みとなりました。
(香川農民連 福井利夫)
(新聞「農民」2020.8.3付)
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