長雨で米・野菜に大きな被害熊本豪雨災害
養鶏場が土砂崩れで損壊九州南部豪雨災害に続き、7月上旬に九州北部も集中豪雨に遭い、熊本県北部もがけ崩れや河川の氾濫で水田が土砂に埋まり、農家に大きな被害をもたらしています。城北農民組合会員の堀修二さん(南関町)のブロイラー養鶏場は8000羽を出荷する直前でしたが、土砂崩れにあいつぶされました。
堀さんは片づけ等に対する支援を県に要請しています。山間地では大雨により小さながけ崩れがあちこちに見られ、小川が増水し、合流した大川では堤防を壊し、乗り越えて基盤整備をした水田に大きな石や土砂等を流し込みました。30年前の集中豪雨以来で被害はそれ以上になっています。 田植え後、2週間ほどたった苗は、雨が降り続いたため、分けつは少なく、生育が大きく遅れています。水に長くつかった苗はジャンボタニシに食べられ、水田のあちこちに穴が開いたようになっています。収量は大きく減少する見込みです。 長雨で野菜は収量が激減し、水につかったところは、収穫が皆無になっています。 ただ、ナスだけは少しだけ折れましたが、回復しています。やっと梅雨明けしたので、今から暑い夏が続きますが、太陽を浴びて苗を強く大きくして豊作につなげたいものです。 (熊本県農民連会長 笹渕賢吾)
(新聞「農民」2020.8.10付)
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[2020年8月]
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