「農民」記事データベース20200803-1419-15

旬の味


 先日娘から電話があり、「お父さん、今度の日曜日友達と友達の草刈り機運んでくれへん?」と言うので、どうしたのかと聞く私に、輸入小麦を使う学校給食のパンからもグリホサート(商品名ラウンドアップ)が検出されたとのこと。小麦を作るため友人たちと空いた田を借りて準備をしているというのです▼国産小麦や米粉を使ったパンが作れないかと、市に要望したが取り合ってもらえず、それならとりあえず自分たちで小麦を作ってみようとなったようです▼当然のことながら国や地方自治体が具体的な取り組みを始めなければ、生産費が保障されず増産も難しく、そのことから「安全なパンを」ということに結びつかないと思います▼安倍・トランプの密約でさらに関税が引き下げられ、米すらもその対象になるような情勢です。日本を守るために農民と消費者が手をつなぎ運動を進めなければなりません。娘に改めて叱咤(しった)を受けた思いです。親バカへのおつきあい、ありがとうございました。

(良)

(新聞「農民」2020.8.3付)
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2020年8月

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