農のこころ丸山美沙夫
山の端に日が落ち青田なお青く 水野しょう 俳誌『しなの』から。夕日の落ちる一瞬が引き寄せる青田の魅力である。稲の丈も伸びて稲と稲の株間から見えた田水も見えなくなり、青田一色が包む里の景。「青田なお青く」と詠み、青の色彩を濃くする頃である。夏の田園原風景が浮き立ち、もう少しすると幼穂形成期も間近だ。出水や旱魃を乗り越え稲の育つとき。
(新聞「農民」2020.8.3付)
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[2020年8月]
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