2011年11月
■2011年11月28日(第999号)
- TPP参加阻止/交渉参加抗議の緊急集会
- 野田首相は、アメリカ・ハワイで開かれたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で、アメリカのオバマ大統領と会談し、TPP(環太平洋連携協定)の交渉に参加する方針を伝えました。
- 労組側が二審も全面勝訴/免税軽油 存続せよ
- 東京高裁が11月17日、広域合併にともなって労働組合つぶしを行ってきた京都農協の不当労働行為を断罪する判決を言い渡し、労働組合側が全面勝訴しました。
- TPP参加阻止へ運動さらに/TPPで私たちのくらしは?
- 「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動実行委員会は11月16日、国会行動に取り組み、400人が集まりました。
- 農のこころ
- TPP棚田連ねる冬構え
- “都市農業は必要だ!"
- 東京農民連は11月5日、清瀬市内で講演会「TPP参加許すな 都市農業は必要!」を開き、生産者、消費者、地方議員ら112人が参加しました。
- 農地いかして地域コミュニティーつくろう
- 「農の会」が11月12日、「落ち葉・生ごみの有効利用〜市民と築く都市農業を学ぶ」をテーマに、東京・小平市で現地研究会を開きました。同研究会は、小平市で生ごみたい肥作りに取り組むNPO法人「小平・環境の会」との共催です。
- やりたいこといっぱい 若者同士で交流したい
- 茨城県の阿見産直センターの青年たちが元気です。2009年2月に14人で結成された同センターの青年部は、いま18人に。仲間を増やしている理由は何か。
- 盛り上がった収穫祭
- 阪神・淡路大震災から17回目 兵庫/来場者1千人こえ大にぎわい 奈良
- 旬の味
- 京都はいま、遅い紅葉を見ようと観光客があふれている。京の台所・錦小路も珠玉つなぎの賑わいだが、もう「錦」はかつての錦ではない
■2011年11月21日(第998号)
- TPP交渉への参加方針に抗議し、撤回を求める
- 一、11月11日、野田首相は「TPP(環太平洋連携協定)交渉への参加に向けて各国と協議に入る」と表明した。農民連は、万感の怒りを込めて抗議し、方針の撤回を要求する。
- TPPと復興の両立ありえない 国民の声聞き参加断念せよ
- 11月10日、「野田首相がこの日にTPP交渉への参加表明をするのではないか」という重大な情勢のなか、「じっとしてはいられない」と、全国から集まった農民連や食健連の仲間たちが、「野田首相は国民の声を聞け! アメリカや財界の『使い走り』はするな!」と、国会座り込みや政府要請、集会、デモ行進を行いました。
- TPP交渉参加断固反対/超党派で暴走にストップを/埼玉食健連・TPP反対宣伝
- JA全中、全国漁業協同組合連合会、全国森林組合連合会などでつくる実行委員会は11月8日、東京・両国国技館で、「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守る国民集会」を開き、参加者は地方からバスでかけつけるなど、6000人が会場を埋め尽くしました。農民連も食健連とともに、白石淳一会長を先頭に、会場前で参加者を激励し、4000枚用意したビラはまたたく間になくなりました。
- 根本候補力強く訴え
- 11月10日、福島県議会選挙が告示され、20日の投票日にむけ選挙戦がスタートしました。二本松市区(定数2)には、農民連副会長で福島県連の事務局長でもある根本さとしさん(日本共産党推薦)が立候補しました。根本候補は、「放射能から子どもと市民を守る二本松の会」のみなさんや浪江町から避難している人たちを前に、元気いっぱい第一声をあげました。
- 農のこころ
- 休耕田尿る子も居ず今朝の秋
- TPP参加反対釧根集会 農協組合長ら350人が参加/金沢の繁華街でトラクターデモ
- 農民連釧根地区協議会と労働組合、消費者、商工団体など6団体が呼びかけて、11月3日、釧路市で「TPP参加反対釧根集会」が開かれ、約350人が集まりました。
- 国と県で原木供給を橋渡し
- 原発事故があった福島県は、全国に流通するシイタケ原木の54%(2009年)を生産していますが、放射能汚染により、シイタケを含む、きのこ原木の不足が心配されています。農水省は11月4日、「きのこ原木需給情報全国連絡会議」を開き、各都道府県や関係団体などから担当者が出席しました。
- 茨城ふるさとユースネット結成
- 茨城ふるさと産直ネットワークの青年組織、茨城ふるさとユースネットワーク(ユースネット)が結成されました。結成総会は10月27日、土浦市内で行われ、各産地から約30人が集まりました。
- ふるさと産直 みほん市 2011/2011冬季カタログ
- 大震災後、初の本格的な産直収穫祭、「ふるさと産直みほん市2011」が11月22日に開催されます。実行委員会では「ぜひ参加してください」と広く呼びかけています。
- 旬の味
- TPP交渉への参加問題での世論調査では、「よく分からない」が多数を占めていることをみると、自分ごととしてとらえていない人が多いのも事実である
■2011年11月14日(第997号)
- 復興妨げ国を壊すTPP参加阻止
- 農民連・食健連は11月2、4の両日、国会座り込みと議員要請を行い、北海道、福島、新潟、埼玉、茨城、千葉などからも駆けつけ、「TPP参加阻止」を訴えました。
- ストップTPP 食と農を守れ
- 富山県食健連は10月29日、富山市で「TPP参加阻止! 食とくらしを守る県民集会」を開き、約120人が参加しました。
- ごまかし許さぬ TPP阻止/根本候補勝利へ強力な支援を
- 農民連・全国食健連は11月1日、東京・JR新宿駅西口で早朝宣伝を行い、出勤途中のサラリーマンや通行人に「力をあわせてTPP参加に反対しましょう」とチラシを配り、署名を呼びかけました。この行動には、食健連に加盟する10の団体から35人以上が参加しました。
- 再生可能エネルギー推進 大震災復興と一体的に/農村で発電 地域再生に
- 公害地球懇(公害・地球環境問題懇談会)、公害弁連(全国公害弁護士連絡会議)、全国公害被害者総行動実行委員会は10月27日、内閣府、経済産業省、環境省を訪れ、「震災復興とエネルギーシフトを促進するための要請」を行いました。
- 農のこころ
- 刈田風土にくひ込む己が影
- 盛岡市で“復興支援収穫祭”/筑波農産センター23年産米 放射性物質「検出なし」
- 盛岡市中心部の中津川河川敷で10月23日、「復興支援収穫祭」が開催され、1000人以上が訪れました。この収穫祭は、岩手県農民連と各地の農民組合による実行委員会が主催したもので、県内各地から野菜や果物、手づくりの加工品を持ち寄りました。
- 米国の圧力で審議会議論始まる
- 10月31日に開催された厚生労働省の薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会で、BSEの安全対策を見直し、「月齢20カ月以下」に限っているアメリカ・カナダ産牛肉の輸入規制を緩和する議論が始まりました。
- なくせ!原発 安心して住み続けられる福島を!(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)
- 「なくせ!原発 安心して住み続けられる福島を! 大集会インふくしま」が10月30日、楢葉(ならは)町の住職、早川篤雄さんら12人の呼びかけで開かれ、会場の福島市・四季の里には全国から1万を超える人がつどい、農民連からも30近くの都道府県連から750人以上が参加しました。
- DVD紹介/放射線内部被曝から子どもを守るために/“新聞「農民」読んでよかった”
- 福島原発事故で大量に放出された放射性物質。「放射能から子どもたちを守りたい」という願いにこたえて、放射能についてわかりやすく学べるDVDビデオが完成しました。企画・制作したのは、家庭栄養研究会・食べもの通信社・全国農村映画協会です。
- ふるさと産直 みほん市2011
- 11月22日に開催される「ふるさと産直みほん市2011」も、あと2週間に迫ってきました。被災地の岩手、宮城、福島の3県がそろって「後援」を承認しました。
- お米屋さんからいい情報えた “貴重な話 ためになった”
- 奈良県の米卸・奈良第一食糧(株)の小泉茂さんが10月5日、福岡県久留米市北野町にある井口林さん(62)のほ場を視察しました。
- ぼくらの学校給食は最高
- 「ぼくらの学校の給食は一番や。ごはん最高!」というのは、岡山県農民連の事務所の近くにある岡山市立曽根小学校の子どもたちです。
- 大震災支援コンサート
- 3・11の大震災を経験し、「いま何ができるのだろう、できることから始めていこう」との呼びかけにこたえて、10月22日、茨城県結城市で「東日本大震災被災者支援コンサート」が開催されました。呼びかけ代表の北嶋誠さんが開会を宣言し、黙とうの意を込めた「見上げてごらん夜の星を」の全員合唱で開会です。
- 放射能汚染地帯を行く リポート(6)福島・南相馬市
- 安川昭雄さんは、福島第一原発から北に23キロの南相馬市で、有機栽培米を作っている。安川さんは11年前に有機栽培を始めた。肥育の黒毛和牛を飼い、糞(ふん)は米ぬか、豆かすなどと混ぜて発酵させ堆(たい)肥にしている。安川さん自慢の堆肥を見せてもらった。乾燥させた堆肥ににおいは何もない。
- 旬の味
- 四国の山々も、いただきから紅葉前線が下り始めてきた。10年ほど前まで、この時期の風物詩だった稲木(刈り取った稲を乾燥させるため、5、6段に架けて干す)も、ほとんど見かけなくなって久しい。今では、新年に張り替えるお宮の注連縄(しめなわ)用のわらさえ不足気味だ
■2011年11月7日(第996号)
- TPP交渉どころでなく 復興・原発事故収束が第一
- TPP(環太平洋連携協定)交渉への参加をめぐって、緊迫した事態を迎えています。JA全中の馬場利彦参事に話を聞きました。
- 将来不安のTPP参加は暴論
- JA全中(全国農業協同組合中央会)などは10月26日、東京・日比谷野外音楽堂で「TPP交渉参加に反対し日本の食と暮らし・いのちを守る全国決起集会」(同実行委員会主催)を開き、全国から3000人が集まりました。
- 農・食の未来守れ TPP参加反対
- 「まともな仕事と人間らしい生活を!」と、全国青年大集会が10月22日、東京・明治公園で開かれ、約4800人が集いました。農民連青年部もブースを出店し、若者たちと農業、食の未来について対話し、交流しました。
- 免税軽油制度の存続を求める声を地方から広げていこう/山形県農民連提出の「免税軽油」存続請願
- これまで農家や漁業・山林業に貢献してきた免税軽油制度が、「道路特定財源の一般財源化」に伴う地方税法の改定によって、このままでは2012年(平成24年)3月末で廃止されようとしています。
- 豊かで美しい福島を取り戻すために
- 福島県農民連の事務局長で、全国連の副会長でもある根本敬さん(55)は、11月10日告示、20日投票の福島県議会議員選挙に、二本松市区(定数2)から無所属(日本共産党推薦)で立候補します。
- 農のこころ
- まだ残る夕日の中の葱を抜く
- タイの大洪水が教えてくれたもの
- タイは、ずっと昔から洪水の国だった。
- 自由法曹団の「創立90周年記念のつどい」に参加して
- 自由法曹団の創立90周年記念のつどいが10月21日、東京都内で開かれました。記念式典では、「流れをかえる―9・11と3・11そして」と題してリレー・トークが行われました。
- 本の紹介/暉峻衆三著 日本資本主義の食と農
- 本書は、「現状を知るにはその歴史を正しく理解することが必要だ。それによって、打開の方向もより正しく理解できるようになる」という問題提起から始まります。そこで、日本の食と農が抱える問題、特に食料安全保障を柱に、日本資本主義経済が戦後たどった歴史と関連させて考えていこうと、著者の暉峻(てるおか)さんはそのねらいを述べています。
- 「お供馬の走り込み」の脇で「継ぎ獅子」も披露
- 愛媛県今治市菊間町の加茂神社で10月16日、五穀豊穣(ほうじょう)、家内安全を願って600年以上前から続いている「お供馬の走り込み」が行われました。着飾った馬に乗った武者姿の小中学生が加茂神社の約300メートルの参道を駆け抜ける行事が有名ですが、走り込みの横では池原獅子若連中による「継ぎ獅子」も披露されます。
- 東電 全面賠償と年内支払い確約
- 福島県北農民連は10月24日、伊達市保原町中央公民館で、加工自粛・出荷停止となったあんぽ柿の全面賠償を求める集会を開き、収入の道を絶たれた生産者ら約100人が参加。東京電力側と直接交渉を行いました。
- 福島市の「産直カフェ」応援
- 福島市にある産直センターふくしまの直売所「産直カフェ」で、10月22、23の両日、「元気UP(アップ)まつり」が開かれ、もちつき大会やいも煮などで大勢の買い物客でにぎわいました。
- 旬の味
- 県母親大会の分科会に、助言者として福島県浜通り農産物供給センターの三浦広志さんに来てもらった
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