復興妨げ国を壊すTPP参加阻止
農民連、食健連が国会座り込み
党派超え反対運動広がる
息の根止めるまでさらに
国会議員要請も
農民連・食健連は11月2、4の両日、国会座り込みと議員要請を行い、北海道、福島、新潟、埼玉、茨城、千葉などからも駆けつけ、「TPP参加阻止」を訴えました。
国会座り込みでは、通りかかる与野党議員から「私も反対です。がんばりましょう」と激励が相次ぐ一方、推進派の議員が逃げるように走り去るなど、緊迫感が漂っています。また、地元選出の国会議員への働きかけを強めている、地方の農協関係者からの激励も相次ぎました。
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農民連の白石会長を先頭に座り込み。“がんばれ”の声が寄せられた |
2日に行った衆参両院の農水委員会所属議員への要請行動では、秘書を含めて全員が「反対」を表明。このなかで民主党の石津政雄衆院議員は、民主党プロジェクトチームが意見集約を先送りしたことをとりあげ、「もう取りまとめは不可能。物事を決めるときに結論を先送りするというのは、追い詰められた時だ。『偽政者』は相当、揺れている」と話しました。
党派を超えて反対の動きが広がり、44道府県と1474市町村の議会で「反対」ないし「慎重」の決議をあげ、日本医師会など各界各層の団体が反対に立ち上がっています。こうした状況をみれば、野田内閣が仮に“TPP参加”を強行するなら、「内閣がもたない」ことは明らかです。
APEC(アジア太平洋経済協力会議)ハワイ会合が開催される11月12日を前に、“TPP参加”をめぐる情勢は緊迫の度を高め、最後は世論が決する状況になっています。さらに運動を強め、“TPP参加”の息の根を止めるまでたたかい抜きましょう。
(新聞「農民」2011.11.14付)
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