「農民」記事データベース20111114-997-08

なくせ!原発
安心して住み続けられる福島を!
(1/4)

東電と政府は全面賠償を!

関連/なくせ!原発 安心して住み続けられる福島を!(1/4)
  /なくせ!原発 安心して住み続けられる福島を!(2/4)
  /なくせ!原発 安心して住み続けられる福島を!(3/4)
  /なくせ!原発 安心して住み続けられる福島を!(4/4)


10・30福島大集会に1万人

 「なくせ!原発 安心して住み続けられる福島を! 大集会インふくしま」が10月30日、楢葉(ならは)町の住職、早川篤雄さんら12人の呼びかけで開かれ、会場の福島市・四季の里には全国から1万を超える人がつどい、農民連からも30近くの都道府県連から750人以上が参加しました。

画像
コスモスの咲くなかをデモ行進する農民連・食健連の仲間たち

 「すばらしい集会ありがとう」

 「福島で1万人を超える集会は、史上初めてではないか。『放射能被害から子どもたちを守ろう!』『国と東京電力は全面賠償を!』、そして『3月11日以前の福島に戻せ!』という願いがひとつになり、すばらしい集会になった。損害賠償の運動にもさらに弾みがつく。全国のみなさん、本当にありがとう」―福島県農民連の亀田俊英会長がお礼を述べました。

 一方、全国から福島の地に集った参加者は、子どもたちの「友達と外でかんくれんぼした〜い」「プールで泳ぎた〜い」という大きな叫びに、涙しながら「外でいっぱい遊ばせた〜い」と両手で輪を作ってこたえました。「放射能汚染のなかでも、必死に手を取り合ってがんばっている福島の人たちに、こちらが元気と勇気をもらいました。地元に帰ったらまたがんばります」(奈良県連の森本秀樹さん)―色づいたイチョウ並木や休耕田に咲くコスモスの中をデモ行進。「原発なくせ」「TPPに参加するな」の声が、秋の深まる信夫(しのぶ)の野に響き渡りました。

画像
「銀座でもやった。でもここは最高だ!」と秋田のなまはげは叫んだ

 TPPおばけをホウキで撃退

 「元気ステージ 集え!全国のなかまたち」でも、農民連は大奮闘。青森の跳人(はねと)が「ラッセラー、ラッセラー、原発いらない」とステージ上で踊れば、秋田のなまはげが「美しいふるさとを汚したのはどごのどいつだ! TPPで農村を潰すのはどごのどいつだ! 成敗してくれる!」と包丁を振り上げます。農民連女性部はホウキを持って登場。そこに「TPPおばけ」が乱入して、「原発もTPPもいらない!」とホウキではき出すと、会場から大きな拍手がわきました。

 声をあげようさらに広げよう

 JA福島県中央会の庄條徳一会長、浪江町の馬場有町長、飯舘村の菅野典雄村長(3氏の発言要旨は別項)、前福島県知事の佐藤栄佐久さんらがあいさつ。政党では、日本共産党の志位和夫委員長が「安心して住み続けられる福島、原発ゼロの日本をつくるために、がんばりましょう」と訴えました。

 最後に「私に、あなたに、未来につながるいのちに、美しい大地・空・海を引き継ぐために! いま、声をあげましょう! 広げましょう! なくせ原発!」とのアピールを採択しました。

         □ >>〔次ページ〕

(新聞「農民」2011.11.14付)
ライン

2011年11月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2011, 農民運動全国連合会