TPP参加反対釧根集会
農協組合長ら350人が参加
北海道釧路市
関連/金沢の繁華街でトラクターデモ
農民連釧根(せんこん)地区協議会と労働組合、消費者、商工団体など6団体が呼びかけて、11月3日、釧路市で「TPP参加反対釧根集会」が開かれ、約350人が集まりました。
集会では、呼びかけ団体を代表して、農民連釧根地区協議会の石澤元勝議長が開会あいさつに立ち「TPPは、釧根地域の基幹産業である酪農や漁業などの第一次産業に壊滅的な打撃を与えるだけでなく、労働者、商工業、医療、消費者すべてに影響を与えるもので断じて許せない」と訴えました。その後、来賓として参加した釧路地区農業協同組合長会の河村信幸氏、釧路地区酪農対策協議会の高取剛氏、社民党釧路支部長の津田紘暉氏がTPP参加反対を訴えました。
国会議員として集会に参加した日本共産党の紙智子参議院議員は、「野田政権が無理やり進めようとしていることに対して与野党を超えて参加反対の声が大きくなり、党派を超えた集会を開く準備が進んでいる」と国会報告をしました。
その後、病院で働く職員や、建設現場の労働者、主婦の立場から、それぞれ決意が述べられました。集会の最後に「TPPへの参加を何としても止めるために、団結して取り組もう」と決議文を採択しました。
集会後、農民連の仲間が用意したトラクターやトラックを先頭に釧路市内をデモ行進し、町行く人にアピールしました。
この集会の様子は、夕方のテレビニュースで放映され、道内の新聞にも取り上げられました。
(北海道農民連 岩崎和雄)
=石川農民連・食健連=
「TPP参加反対」の声響く
石川農民連・食健連は11月8日、約100人が参加して、金沢市の繁華街でトラクター・軽トラを先頭にデモ行進し、「TPPはいらない!」「農業を守ろう」とアピールしました。マスコミ各社も取材に来ました。
デモのあと、街頭で宣伝・署名を行い、農民連の宮岸美則会長は「TPPは農業だけでなく、環境や地域経済を破壊する」と訴えました。その後、県選出の国会議員事務所を訪問して要請文を手渡しました。
また、新日本婦人の会は県内の農協を訪ね、激励しました。JA県中央会では幹部の方が応対し、「消費者のみなさんからの励ましに感謝したい」と、全力で取り組んでいることが話されました。
(石川農民連 西忠恭)
(新聞「農民」2011.11.21付)
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