東京・国技館TPP交渉参加断固反対会場埋め尽くした6000人
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集会では、JA全中の萬歳章会長が「消費者、医療関係者らと連携し、参加反対に全力をあげる」と決意表明しました。
各団体のリレーメッセージでは、日本医師会の羽生田俊副会長や日本看護連盟の石田昌宏幹事長が「国民の命と暮らしを脅かすTPPは反対。TPP参加は、ばくちのようなもの。いのちをかけ事の対象にしてはならない」と訴えました。
岩手県生活協同組合連合会の加藤善正会長は「震災から立ち直ろうとしている人々の意欲をくじくTPPは許せない。一部大企業による金もうけのためのみにくい策動とたたかおう」と呼びかけました。
宮崎・JAはまゆう女性部の松田香里さんは「野田首相、あなたはなぜ、私たちの悲痛な声を聞こうとしないのですか。あなたの言う国益とは、アメリカの国益を守ることですか。答えてください」と問いかけると、会場から「そうだ」の声が飛びました。さらに「TPPへの参加は、危険きわまりない暴走行為です。農業者として、女性として、母として断固反対します」と決意を述べました。
民主、国民新党、自民、公明、共産、社民の各党もあいさつしました。
最後に「これからも広範な各層・地域との連携を広げ、徹底的に行動していくことを決意します」との集会アピールを確認し、力強い「がんばろう三唱」で締めくくりました。
主催団体である「TPPを考える国民会議」の久野修慈副代表世話人は「慎重に判断し、国民のための道を開くことが重要だ」と開会あいさつを行ないました。
民主、自民、公明、共産、社民、国民新党、たちあがれ日本の各党代表が発言。「絶対に譲れない。最後の最後まで反対を貫く」(民主党の山田正彦前農相)、「国民的な幅広さで反対論がでている。超党派でがんばろう」(自民党の加藤紘一元官房長官)、「参加を強行すれば、ウルグアイ・ラウンドのときと同様、政権が倒れる。参加しないよう総理に申し上げる」(国民新党の亀井静香代表)などと述べました。
日本共産党の志位和夫委員長は「党派を超えて、TPP暴走にストップをかけるためにがんばりましょう」と呼びかけ、大きな拍手を浴びました。
全国町村会の藤原忠彦会長は、町村会が3度反対決議をあげたことを紹介し、「首相は、町村長の悩みを真しに受け止めよ」と訴えました。
最後に、「拙速に11月のAPEC首脳会談でTPP協定交渉への参加を表明することには反対いたします」とする決議を採択しました。
宣伝行動では、県産のブランド米「彩のかがやき」の新米や、白菜、ネギなど旬の野菜を配布しながら、「TPPに参加すれば、日本の食料の安全も守れなくなります」などとTPP参加反対の署名を訴えると、わずかな時間で200筆を超える署名が寄せられました。
駆け寄って署名に応じた女性は、「私もTPPなんて絶対反対です。庶民にいいことなんて一つもないのに、ちゃんと報道もされていない。国を揺るがすような大事なことなのに、こんなに急ぐのはおかしいです。がんばってくださいね」と話していました。
[2011年11月]
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