農のこころ丸山美沙夫
まだ残る夕日の中の葱を抜く 谷川 彰啓 この作品は、第39回新俳句人連盟賞に入選された中の一句である。全国各地で栽培され、食卓には欠かせない庶民的な冬野菜である。とりわけ味〓(※)汁や鍋物など風味をつくり出す。葱の品種もいろいろあるが、白い部分を長く作る「根深」と、葉の部分を長く作る「葉葱」がある。産地では没日を惜しみつつの収穫の最中。
※〓は、「噌」の異体字、つくり(左半分)は、「曽」。 (新聞「農民」2011.11.7付)
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[2011年11月]
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