農のこころ丸山美沙夫
刈田風土にくひ込む己が影 岸 一泉 俳誌『麦兆(ばくちょう)』から。米作りに精魂をそそいできた農の姿が、いま刈田の中に立っている。収穫の喜び、安堵(ど)はあるものの、きびしい時代の米作りはくらしにとっては大変なときでもある。田んぼに吹く風は季節によってもさまざま風情があるが、刈田を這うように吹く風は、どこかそぞろ寒い。大地に生きる農の影か。
(新聞「農民」2011.11.14付)
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[2011年11月]
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