2022年10月
■2022年10月31日(第1527号)
- ゲノム編集トマト 苗を小学校に配布しないで
- ベンチャー企業のサナテックシード社(東京都港区)は、ゲノム編集されたトマトの苗を今年度から福祉施設で、来年度から小学校で配布する計画を発表しています。福祉施設の人たちや小学校の児童たちが半ば強制的に栽培させられ、食べさせられる恐れがあり、全国各地で苗の配布に反対する活動が始まっています。10月19日に、「ゲノム編集トマト苗配布問題に関する全国交流会」がオンラインで開かれ、参加者は250人を超えました。主催は47の団体で構成される実行委員会。農民連も実行委員会に参加しています。
- 畜産農家の悲鳴 野村農水大臣に
- (詳細は次号)
- 第8回原発ゼロをめざす運動全国交流集会
- 原発をなくす全国連絡会は10月15日、第8回原発ゼロをめざす運動全国交流集会を開催し、オンラインを中心に87人が参加しました。
- 大軍拡・改憲より暮らし守れ
- 安保法制が強行採決された日を忘れない、という毎月の19日行動が総がかり実行委員会主催で行われました。肌寒い夜の国会議員会館前に主催者発表で800人が集まりました。
- 「水田活用交付金見直し」の見直しを求める意見書
- 山形県の庄内農民連は9月に、「『水田活用の直接支払交付金』の見直しを中止し、すべての農家への支援策強化を求める請願」に取り組み、東田川郡庄内町と三川町に提出しました。
- 農のこころ
- 米やすく天地返し田秋侘し
- 安全な食料を生産したい
- 福島県の安達地方農民連は10月12日、二本松市などで「怒りの行動・軽トラパレード」を開催しました。軽トラ・軽ワゴン8台と会員10人が参加しました。
- 農家のための税金コーナー(26)
- 国税庁が8月に公表した雑所得の取り扱いの改正案が運動の力で見直されました。
- 第67回日本母親大会in埼玉・群馬
- 世界の母親と女性が手をつなぎ、「核戦争から子どもたちを守りましょう」と始まった日本母親大会が、今年も埼玉県(1日目)と群馬県(2日目)で開催されました。コロナ禍を経て3年ぶりのリアル開催となった今回は、オンラインでも全国を結び、初のハイブリッド開催。リアルとオンラインを合わせて全国からのべ1万4000人余が参加・視聴しました。
- ひとり芝居「義人伝説−風説 坂上田村麻呂」
- 10月2日、千葉県成田市にある鳴鐘山東勝寺「宗吾霊堂」で「ひとり芝居 義人伝説――風説 坂上田村麻呂」が上演され、劇団前進座の俳優である渡会元之さんが出演しました。
- 旬の味
- 以前、生産・加工・販売を農家が行う6次産業化を目指した時期があります。実際にやったところ農産物の生産も余裕がなく作業しているにも関わらずそこに新たな時間を割くことは現実的ではありませんでした
■2022年10月24日(第1526号)
- 消費税 インボイス地獄/インボイス中止・延期請願
- 昨年10月1日からインボイス(適格請求書)発行事業者の登録申請が始まって1年が過ぎました。
- インボイス実施中止・延期求める請願/物価高騰対策、消費税減税とインボイス中止を求める大集会
- 山形県の庄内農民連は9月、「『消費税インボイス制度の実施中止(延期)を求める意見書』を政府に送付することを求める請願」に取り組み、酒田市と遊佐町には酒田民主商工会(民商)と共同で、三川町には消費税廃止田川地区各界連絡会(各界連)の一員として、庄内町には田川各界連と酒田民商との共同で提出しました。
- 原発ゼロ イレブン行動
- 女性、科学者、医療団体などで構成する「原発をなくす全国連絡会」は10月11日、新宿駅西口でイレブン行動を行いました。
- 農のこころ
- 稲架解けて御堂顔出す棚田村
- 汚染水放出・原発再稼働、新増設ノー!
- 福島県農民連は10月7日、「みんなで新しい県政をつくる会」から福島県知事選挙(10月30日投開票)に立候補する草野よしあき(芳明)候補を囲んで、決起集会を開催しました。
- 府と国の肥料高騰対策 緊急の説明・勉強会に12人
- 大阪農民連・阪南支部協議会(山下博会長)は10月4日、泉佐野市内で「大阪府と国の肥料高騰対策事業」についての「説明と勉強会」を開催しました。12人の組合員が参加しました。
- 改憲反対・大軍拡ノー くらし優先の政治に
- 国民大運動実行委、安保破棄中央実行委員会、中央社保協の3団体が主催して、定例の国会行動が10月12日、衆院第2議員会館前で行われました。150人が参加しました。
- 直売所みのりの里しらにわ 1周年記念イベント開く
- 昨年、奈良県生駒市でオープンした農民連直売所「みのりの里しらにわ」。オープンからちょうど1年を迎えた10月1日、市の北コミュニティセンターISTAはばたきで1周年記念イベントを開催しました。「これからの食と農の未来について」をテーマに料理研究家・枝元なほみさん講演会と、生産者・消費者を交えたトークセッションを行いました。
- 旬の味
- テレビで彼岸花の群生地が紹介されていた。当地では全く見られない。私の実家は高知県との県境に近いところで、畦道や栗山に群生していたことを思い出す。もう当分見ていない
■2022年10月17日(第1525号)
- 第25回大会に向かってダッシュ!
- 国民の厳しい批判に包囲された岸田・自公政権を退陣に追い込み、いまこそ平和と暮らし、農業・食料、地域を守るたたかいを巻き起こそう――。農民連は10月6日、全国代表者会議を開き、国会議員会館とオンラインの併用で170人が参加し、来年1月17、18の両日に開かれる第25回定期大会を増勢で迎えるための仲間づくり運動に全力をあげようと決意を固め合いました。
- 「ようやく国会が開かれた」
- 第210回臨時国会の開会日となる10月3日、衆議院第2議員会館前で「統一協会と自民党の癒着徹底追及!改憲反対!軍拡反対!いのちと暮らしまもれ!10・3臨時国会開会日行動」が開かれ「戦争させない・9条壊すな!総がかり実行委員会」の呼びかけで250人の市民・団体が集まりました。
- インボイスは直ちに中止せよ
- 「STOP!インボイス、メディアはインボイスの報道をしろ」と、東京・銀座ピクニック(デモ行進)が10月1日に行われました。消費税廃止各界連絡会も賛同し、参加しました。
- 若者憲法集会が活動再開
- 若者憲法集会実行委員会は10月2日、東京・新宿駅周辺で「憲法変えるな 憲法生かせ 若者憲法デモ」を開催。東京や近県の若者を中心に200人が集まり、青空の下で「9条守れ」「憲法変えるな、生活守れ」「軍事費よりも生活にまわせ」と訴えて歩きました。
- 農のこころ
- 秋茄子の紺撥ね返すコロナ鬱
- 千葉県農民連 前会長 大木傳一郎(でんいちろう)さん偲ぶ会
- 昨年2月に亡くなられた、千葉県農民連前会長大木傳一郎さんの「偲(しの)ぶ会」が9月10日に行われました。偲ぶ会実行委員会を立ち上げたものの、新型コロナの感染拡大により開催時期を見合わせざるをえませんでした。そんな中、なんとか開催に漕ぎ着けた偲ぶ会には、生前の大木会長と関わりの深い農民連関係者をはじめ、県内外の関係団体、地域などから50人を超す方々に参列いただきました。
- 原発事故は史上最大・最悪の公害被害/災害対策全国交流集会2022
- 岸田首相は8月24日の「GX(グリーン・トランスフォーメーション)実行会議」で、再稼働のみならず新増設や稼働期間の延長、「次世代革新炉」の開発・建設など、原発を推進する方針を表明。10月3日から始まった臨時国会の所信表明でも「原子力発電所の問題に正面から取り組む」と述べ、将来にわたって原発に依存する姿勢を明らかにしました。
- 新規就農者のつどい開催
- 福島県二本松市の岳下住民センターで9月18日、「新規就農者のつどい」が開催されました(写真)。二本松市内の新規就農者や農家、県・市職員、福島大学の学生、県議会議員や市議会議員など30人が参加しました。主催は同実行委員会です。
- 千葉県母親大会
- 第64回千葉県母親大会が9月17日に、松戸市で、オンライン併用で開催され(写真)、千葉県農民連女性部あらぐさの会からも10人が参加しました。
- 旬の味
- 9月、文科省発表の令和3年度「学校給食における地場産食材の使用割合順」で、和歌山県がワースト4位だと知りました。農業県でありながら、大阪、東京などと並んでいることにショックを受け、小麦をつくり始めた頃の県の態度を思い出しました
■2022年10月10日(第1524号)
- 熊本県の学校給食パン 国産小麦100%に
- 熊本県では、2022年度2学期から、学校給食のパンが国産小麦100%で提供されます。2学期スタート時には、熊本県産70%・北海道産30%の割合です。実現の背景には、学校給食パンに国産小麦使用を求める署名活動への大きな協力の輪の広がりがありました。県では昨年度から、品質の優れた国産小麦で学校給食パンを完成させるため、県学校給食会、県パン協同組合、熊本製粉の3者で協議・試作を重ねてきました。こうした学校給食関係者の努力も実現の力になりました。
- 小6生が作った田んぼアート
- 当地では今年は大型台風や大雨など異常気象続きの稲作でしたが、なんとか無事に今年も地域の小学生たちが作った田んぼアートが色づきました。知人がドローンで撮影してくれたのですが、上空から見るととりわけきれいに浮かび上がりました。
- 医療の現場で食守る運動に参加
- 9月4日の国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)第33回総会で、全労連常任幹事の原英彦さん(59)が新しく事務局長に選出されました。原さんに就任の決意とこれから始まる秋のグリーンウエーブ(食糧の波)行動への意気込みを語っていただきました。
- 学校給食の無料化をめざすシンポジウム開催
- 長野県農民連も参加する「明るい県政をつくる県民の会」は9月23日、オンライン形式で「学校給食費の無料化をめざすシンポジウム」を開きました。
- 岸田政権の「国葬」強行に抗議
- 全国各地での抗議の声のなか、岸田内閣は9月27日、東京・日本武道館で安倍晋三元首相の「国葬」を強行しました。同時刻に国会前では、幅広い団体でつくる実行委員会が主催して大抗議集会を開き、学生など若い世代の参加者も目立つなど1万5000人が集まりました。
- 農のこころ
- 菜種蒔く妻の背中の連れとなる
- 統一協会 ここが問題/統一協会と政治の癒着を正せ
- いま話題になっている統一協会の問題点について、全国霊感商法対策弁護士連絡会の弁護士、阿部克臣さんに寄稿してもらいました。
- 地方自治体の支援は営農を続ける力だ!(1/3)/(2/3)/(3/3)
- 肥料や飼料などあらゆる資材が高騰するなか、都道府県や市町村ではいま、政府からの配分が進む物価高騰対策の臨時交付金を活用して、コロナ禍と資材高騰に苦しむ農家への支援が行われる事例が全国に広がっています。自治体も交付金の活用先を模索しているなかで、農民連による県や市町村への要請や議会請願が、大きな力を発揮しています。
- 農家のための税金コーナー(25)
- 福島第一原発事故や地球温暖化の影響で、自宅や作業所の屋根での太陽光発電や農地でのソーラーシェアリング、市民共同発電など多彩な取り組みが広がっています。
- 安倍元首相の「国葬」中止署名総計26万7027人に/全国オーガニック給食フォーラム〜勇気で元気!〜
- 総がかり行動実行委員会・憲法共同センターは9月26日、17氏が呼びかけた安倍元首相の「国葬」中止を求めるアピール賛同署名11万2571人分を内閣府に提出しました。総合計は、26万7027人分となりました。
- 本の紹介/『都市農業の変化と援農ボランティアの役割』後藤光蔵、小口広太、北沢俊春、田中誠 著
- 多様化した援農ボランティア活動の内容と特徴を整理し、実例をあげながら詳しく紹介しています。
- 世界気候アクション
- 「進みつづける気候危機!」「それ止めるのは?」「今しかなーい!」――アメリカ・ニューヨークで開催中の国連サミットに合わせて、世界で気候危機に対していっせいに声を上げる「世界気候アクション」が9月23日、世界各地で取り組まれ、日本でも80カ所以上で、1100人以上の青年・市民が参加しました。
- 新婦人との産直ボックスが私たち夫婦を成長させてくれた
- 「新日本婦人の会との産直ボックスが、農業を始めたばかりの自分たちを引っ張って、ここまで成長させてくれました」
- なんてったって!伝統食
- 長野県の栄村を訪ねたときに味わった山菜おこわがおいしく、時々思い出しては自分で作り、周りの方におすそ分けしています。
- 旬の味
- 先日の台風の後、すっかり秋めいてきた。朝夕は涼しくなり日も暮れるのが早い。新しいハウスにイチゴの苗を植えるのに追われて、他の仕事はおざなりに。日が倍の時間ないと一日の仕事が追いつかない
■2022年10月3日(第1523号)
- 全国に広がる収入保険への自治体補助/白色申告者を対象にしないのは憲法違反
- 自然災害や価格下落による収入減少への備えとして、収入保険が注目されています。大雨や台風など自然災害の頻発、長引くコロナ禍による農産物価格の暴落などに対する対策として、加入を求める農家の声が強くなっているからです。
- さようなら戦争・さようなら原発 9・19大集会
- 「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」と「さようなら原発・1000万人アクション実行委員会」は9月19日、東京・代々木公園で「安倍元首相の国葬反対! 改憲発議と大軍拡止めろ! さようなら戦争さようなら原発 『戦争法』強行から7年 福島原発事故を忘れない大集会」を開催。台風接近の荒れもようにも関わらず、1万3000人が集結しました。
- 農のこころ
- 稲架襖マンション陰を長くせる
- 5%へ減税・インボイス中止を
- 消費税廃止各界連絡会は9月22日、東京・新宿駅西口で消費税5%への緊急減税とインボイス制度(適格請求書等保存方式)導入の中止を求める署名宣伝活動を行いました。6団体22人が参加。減税署名22人分、インボイス中止署名10人分が集まりました。
- 農家のための税金コーナー(24)
- 2023年3月申告用の『税金対策の手引き』ができあがりました。
- ほぼ10分でわかる動画・アルプス(ALPS)処理水海洋放出問題
- 国と東電は「ALPS(多核種除去装置)処理水(汚染水)は、漁業関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」という約束をほごに、海洋放出方針を決定しました。7月22日には原子力規制委員会が海洋放出計画を認可し、8月4日には、放出のためのトンネル工事に着工しています。
- 北海道 酪農が未曽有の危機的事態/釧根地区 農協・酪農家が「緊急大決起集会」開催
- 8月下旬、北海道の酪農家を震撼(しんかん)させる事態がおきました。家畜市場でヌレ子(ホルスタイン種の生後2カ月までの雄子牛)の平均価格が1万円を割り込み、根室市場で5900円、釧路市場では6800円の急落となりました。しかも、約半分は値がつかず「持ち帰り」となったのです。
- かかしコンテスト
- 愛媛県松山市の垣生(はぶ)農民組合の組合長、一色博さん(85)の稲刈り前の田んぼで、地域の幼稚園児の作成した「かかし」コンテストが、今年も取り組まれました。今年は年長組が4本つくりました。子どもたち、保護者だけでなく、地域住民も、好きなかかしに投票できます。
- 旬の味
- 先日の3連休に初めて大阪まで家族旅行に行ってきました。お目当てはやはりおとなも子どもも大好きなUSJ。ハリーポッター好きな私はある意味子どもよりも楽しみにしていました
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