旬の味
9月、文科省発表の令和3年度「学校給食における地場産食材の使用割合順」で、和歌山県がワースト4位だと知りました。農業県でありながら、大阪、東京などと並んでいることにショックを受け、小麦をつくり始めた頃の県の態度を思い出しました▼県に「小麦づくりに補助金を出す予定はないか」と懇談を申し入れた際、担当の果樹園芸課から「ミカンや梅などの果樹か、切り花しかもうけにならない。米でも赤字になるので補助金を出しておらず、小麦にも出す予定はない」と告げられました▼9月県議会で、食料自給率と農業について質問された知事も同様の答弁をしており、いまだ収束に向かわないウクライナ情勢と物価高騰を受けても、農業を支え、食の安定供給に目を向けない県の態度に落胆と怒りを覚えます▼一方で県内の小麦づくりは、地方紙などの影響で新たに生産者が増え、11月に各地で種まきをします。全国の皆さんの応援、共感を得ながら、3年目もめげずにスマイルでがんばります! (澄)
(新聞「農民」2022.10.17付)
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[2022年10月]
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