「農民」記事データベース20221010-1524-16

第8回

なんてったって!
伝統食

継いでいきたい日本の食の会
栗原澄子


具をまとめて煮て
冷凍しておくと重宝

 長野県の栄村を訪ねたときに味わった山菜おこわがおいしく、時々思い出しては自分で作り、周りの方におすそ分けしています。

 東日本大震災後、福島県南相馬市の仮設住宅での交流会では、大きな蒸し器にいっぱい作って皆で食べました。

 中に入れる干しぜんまいは、農民連ふるさとネットワークから購入した新潟県魚沼産のぜんまいです。きれいに干されたぜんまいを作るまでには手がかかっていることを想像しながら、ひと手間かけて戻します。

 中の具をまとめて煮ておいて、冷凍しておくと重宝します。


長野・栄村の郷土食
山菜おこわ

画像

材料(4人分)

もち米4合(600グラム)
戻したぜんまい60グラム
タケノコ60グラム
干ししいたけ4枚
とり肉60グラム
クルミ大さじ5
人参40グラム
だし汁90cc
しょう油60cc
みりん大さじ2
酒1/2カップ
砂糖大さじ1と1/2

作り方
 (1)もち米は、といで一晩水に浸けておき、ザルにあげて水を切る。
 (2)ぜんまい、タケノコ、しいたけ、とり肉はあらみじん切りとし、調味料でさっと煮る。
 (3)人参、クルミは4ミリのあられに切る。
 (4)蒸気の上がった蒸し器に濡らしたこし布を敷いて、(1)のもち米を入れて蒸す。
 (5)15分程度蒸したら、大きめの容器にあけ、(2)と(3)の具を汁ごとかけてよく混ぜる。
 (6)再び蒸し器に戻し、15分ほど蒸す。途中、煮汁を振りかける。
 (7)蒸し上がったらすし桶に移してほぐす。

(新聞「農民」2022.10.10付)
ライン

2022年10月

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