岸田政権の「国葬」強行に抗議
国会前に1万5000人
全国各地での抗議の声のなか、岸田内閣は9月27日、東京・日本武道館で安倍晋三元首相の「国葬」を強行しました。同時刻に国会前では、幅広い団体でつくる実行委員会が主催して大抗議集会を開き、学生など若い世代の参加者も目立つなど1万5000人が集まりました。
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農民連の旗も国会前になびきました |
主催者を代表してあいさつした菱山南帆子さん(憲法9条を壊すな!実行委員会)が、安倍元首相は憲法と民主主義を破壊し続けてきた政治家だと述べ、「民意を軽視して『国葬』を強行した岸田政権をみんなの力で終わらせよう」と訴えました。
立憲民主党の近藤昭一衆院議員、日本共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首、れいわ新選組の櫛渕万里衆院議員があいさつ。参院会派「沖縄の風」のメッセージが紹介されました。
前法政大学総長の田中優子さんは、大日本帝国憲法の遺物であり、法的根拠もない「国葬」を閣議決定だけで実施することは「国会の軽視、国民の無視、民主主義の破壊だ」と強調しました。
劇作家の坂手洋二さんは、国家によって国民に自粛や弔意の強制があってはならないと述べ、「私たちは怒らないといけない。こんな政治は選挙で変えよう」と呼びかけました。
フォークシンガーの小室等さんが歌を披露しました。
(新聞「農民」2022.10.10付)
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