農のこころ丸山美沙夫
秋茄子の紺撥ね返すコロナ鬱 安村 和義 句集『花うばら』から。作者は教育現場を離れて二十年を区切りにしての手づくりした句集。祖系に加賀一向一揆の血を引くという。その反骨心を感じさせる。新型コロナ感染が広がる中で捉えた作か。秋茄子は紺色を深め、引き締まる反りだ。曲りなど傷物として商品価値は落ちる。「紺撥ね返す」に込めた思いとも。
(新聞「農民」2022.10.17付)
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[2022年10月]
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