原発ゼロ
イレブン行動
東京新宿
新増設・処理水の海洋放出反対
老朽原発の延長運転許さない!
女性、科学者、医療団体などで構成する「原発をなくす全国連絡会」は10月11日、新宿駅西口でイレブン行動を行いました。
9団体18人が参加し、「アルプス処理水の海洋放出に反対する署名」と「原発を廃止し、再生可能エネルギーに転換する原発ゼロ基本法の制定を求める署名」合わせて33人分が集まりました。
進行を務めた日本原水協の前川史郎さんは、岸田首相が原発再稼働ばかりか新増設を表明し、さらに60年経った古い原発は廃炉にするという、これまでの取り決めをくつがえす発言をしたことを批判し、原発ゼロの政治へ大きく変えようと呼びかけました。
全日本民医連の下石晃史さんは地元が鹿児島県の北部で、川内原発から半径30キロ圏内だと紹介し「福島の事故から今も故郷に戻れない方たちが多くいることを、そしてアルプス処理水の海洋放出を、自らの問題として捉えてほしい。政府が言うところの想定外の自然災害や人災があれば再びどのような事態になるか。命をないがしろにするエネルギー政策はそもそもおかしいと思いませんか」と投げかけました。
日本共産党の井上哲史参院議員もスピーチと、署名呼びかけに参加しました。井上氏は「原発依存は結局再エネ利用を後景に追いやり、気候危機打開にも、エネルギーの海外依存脱却からも逆行する。地産地消の再エネで地域経済の発展をご一緒につくっていこう」と訴えました。
全労連副議長の前田博史さん、日本科学者会議・東北大学名誉教授の井原聰さん、婦人民主クラブ会長の山田博子さんもスピーチしました。
(新聞「農民」2022.10.24付)
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