世界気候アクション
気候危機はいのちの問題
世界各地で青年・市民が
「進みつづける気候危機!」「それ止めるのは?」「今しかなーい!」――アメリカ・ニューヨークで開催中の国連サミットに合わせて、世界で気候危機に対していっせいに声を上げる「世界気候アクション」が9月23日、世界各地で取り組まれ、日本でも80カ所以上で、1100人以上の青年・市民が参加しました。
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手作りのプラカードを掲げて歩く青年たち |
3年ぶりの対面による開催となった今年のアクションのテーマは、「気候危機はいのちの問題」。気候変動問題に取り組む青年たちのグループ「フライデーズ・フォー・フューチャー・ジャパン」に集う青年たちを中心に、大阪、宮城、京都など各地で集会やスタンディングアクション、ツイッターでの発信など多彩な取り組みが繰り広げられました。
東京では国連大学前(渋谷区)を出発点に「気候マーチ」が行われ、出発前集会でマイクを握った15歳の女子高校生は、「温室効果ガスは、半分以上を先進国が排出しているのに、その影響を受けるのは途上国や社会的弱者の人々です。温度上昇を1・5度に抑えるためのタイムリミットである2030年まであと7年しかない。もう個人の小さなアクションでは間に合わない。政府や企業の大きな変化が必要です。多くの人が危機を知って私たちが変われば、世界を、未来を変えられます。声をあげていきましょう」と、訴えました。
参加者は、「化石燃料から再エネ100パーセントの世界へ」などと色とりどりに描かれた、思い思いのプラカードを掲げて渋谷の街を行進し、道行く人々にアピールしました。
(新聞「農民」2022.10.10付)
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