2014年7月
■2014年7月28日(第1127号)
- TPP交渉難航、漂流の可能性を浮き彫りに
- 7月5日から12日までカナダで開かれていたTPP首席交渉官会合と、15〜16日にワシントンで開かれた日米2国間協議が終わりました。
- くらしとTPP考えるサマーフェスタ
- 新潟県長岡市で7月13日、「くらしとTPPを考えるサマーフェスタ」が開かれました。「TPPに反対する中越地域協議会」が中心となって実行委員会を結成。新潟県農民連も参加し、長岡支部長の佐藤恒夫さんが実行委員長を務めました。また、JAにいがた南蒲(なんかん)、新潟県保険医会などの協賛や、長岡市、長岡市教育委員会、地元の新聞社などの後援も得て開催されました。
- 集団的自衛権いらない!/集団的自衛権「閣議決定」狙い明らかにし議論広く
- 「戦争する国づくりストップ!憲法を守り・いかす共同センター」は7月14日、国会正門前で、集団的自衛権の閣議決定の撤回を求めて抗議行動を行い、約1200人が集結しました。
- TPP交渉から撤退を/「農政改革」・TPP許さない
- 「TPP断固反対!紫波町民総決起集会」が7月13日、岩手県紫波町で開催されました。「TPP等と食料・農林水産業・地域経済を考える紫波町民会議」(20団体が参加)が主催したもの。
- 農のこころ
- 蚕豆の荷の緒に残る湿りかな
- 最高裁に上告した
- 2010年末に日本航空(JAL)が客室乗務員84人、乗員(パイロット)81人を不当に解雇し、解雇撤回・原職復帰を求める裁判で東京高裁は6月3日に客室乗務員に対して、5日は乗員に対して、それぞれ原告の控訴を棄却し、解雇を認めた東京地裁の判決を維持する不当な判決を下しました。JAL不当解雇撤回・客室乗務員原告団の内田妙子団長に話を聞きました。
- 米価暴落
- 5キロ1580円、特売で20%引きなどとお米の特売価格が量販店のチラシに躍っています。4月から消費税が上がったにもかかわらず、税込みで増税前より安くなっているのです。生産者は今年の秋の新米価格に神経をとがらせています。
- 知らずに食べていた遺伝子組み換え食品(1/3)/(2/3)/(3/3)/九条あるから平和がある/本物には味がある
- スナック菓子やスープ、ハムなど子どもたちがよく食べる食品には、原材料にたくさんの遺伝子組み換え(GM)作物が使われていた……。食品表示を見ると、直接「遺伝子組み換え」と書かれていなくても、その原材料には遺伝子組み換えの添加物や加工品がたくさん含まれているのです。知らずに食べているGM食品をみてみます。ただし、これはほんの一部です。
- GMナタネ自生調査全国報告会
- 2014年の遺伝子組み換え(GM)ナタネ自生調査の全国報告会が7月6日、都内で開かれました。
- 分析センターだより
- 7月7日といえば七夕。織り姫と彦星が年に一度だけ再会が許される節句ですが、私たち農民連食品分析センターにとっても特別な再会の日にあたります。
- 演劇/東京芸術座「終末の刻」
- 演劇は難しい、堅苦しいものとお考えの方は多いでしょう。しかし、自分たちの生活と密着する芝居でしたらどうでしょうか。自分たちの生活を苦しめる悪政に立ち向かう人間たちが描かれているとしたら共感を持てるでしょう。
- シリーズ 食品表示考えるを[最終回]
- 消費者庁は7月7日、食品衛生法、JAS法、健康増進法の3法が規定する58基準を統合化する食品基準案を提示し、8月10日までパブリックコメントを募集しています。事業者の実行可能性を重視した内容で、消費者にとって、本当に分かりやすくて正しい表示制度となるのか、疑問です。
- “稲づくりは農業の基本”
- 新日本婦人の会との産直にお米を出荷している千葉県成田市の長谷川精一さん(64)にお話をうかがいました。
- 夏季カタログ/富山県砺波市大門 手延べうどん・里のめぐみ
- 稲作とチューリップ栽培を始める際に、地元の特産である「大門素麺」の仲間にも加えていただいて、手延べの乾麺作りを始めたのが27年前です。
- 農家の母ちゃん手づくり料理
- 夏に旬を迎える野菜の一つ、キュウリ。でも少し収穫しそびれるとすぐ太く、大きくなってしまいます。今回はこの“おばけキュウリ”を活用した、山形県置賜地方の伝統食「鉄砲漬け」を紹介します。
- 旬の味
- 田んぼの見える散歩道の雑草を汗まみれになりながら刈っている高齢の男性。「ありがとうございます」と声をかけると「皆さんが歩きやすいようにと自分勝手にやっている」と謙虚な言葉が返ってきました
■2014年7月21日(第1126号)
- 富山県農民連がアンケート活動
- 富山県農民連は、農家の意見を聞き、今後の活動と農政に反映させようと「農家のみなさんへのアンケート」活動に取り組んでいます。
- 宮城農民連の「さなぶり」参加で仲間入り
- 6月13、14の両日、宮城農民連初の企画として「さなぶり」を行いました。さなぶりとは、田植え後に神様へ感謝し、豊作を願い祝うことです。田植えを終えた34人が鳴子温泉「農民の家」に集まり、鈴木弥弘事務局長から、TPPや「農業改革」、米問題などの農業情勢の報告と問題提起があり、野菜や米の産直事業や運動への参加を呼びかけました。
- 豊かな自然・温泉も豊富 北信州の夏を満喫して!!/2014年農民連全国研究交流集会
- 研究交流集会が開かれる栄村は、長野県の北部、会場から数分歩いて橋を渡ると新潟県。そこを流れる千曲川は、新潟県に入ると信濃川と名前が変わります。
- 農・食を壊すTPPいらない/毎月3日に宣伝行動
- TPP交渉参加12カ国による首席交渉官会合が7月5日から13日までカナダ・オタワで開かれました。その間、「TPP交渉からの撤退を」の世論と運動を盛り上げようと、各地で宣伝や集会、パレードが取り組まれました。
- 初めて軽トラパレード/食べ物の安全が心配です
- TPPからの撤退と日本と県内の農業を守り、食料自給率の向上を市民にアピールするために、岐阜県農民連は7月7日、岐阜市内で「ストップTPP・農業守れ!軽トラパレード」に初めて取り組みました。
- 農のこころ
- 草刈機峡音へばりつ叫びとも
- 夏季カタログ/大阪・南泉州 水ナスのぬか漬け
- いまみずみずしい「水ナスの浅漬け」が旬の時期です。水ナスは、水分を多く含み、甘みがあり、生で食べられるナスとして全国でもめずらしいです。
- 現在の検査体制では不充分
- 福岡県の若宮農民組合と新日本婦人の会福岡県本部は6月27日、輸出・輸入を監視する門司防疫所を訪問し、植物防疫(農水省)、動物防疫(農水省)、加工食品など(厚生労働省)の取り組みの視察と研修を行いました。食の関心の高さを反映して、若宮農民組合8人、新婦人福岡28人の計35人が参加しました。
- 全農研が小冊子を発行
- 全国農業教育研究会(全農研)は今年4月に冊子『生物育成 実践の手引き2』を発行しました。「すべての子どもたちに農と食と環境の教育を」「作物を育てることで自らも育つ、農業の持つ教育力を」という願いを持ち活動してきた全農研の、「多くの中学校技術家庭科の先生方に活用していただきたい」との思いがこもった一冊です。
- 若い生産者とお嫁さんとの交流会
- 東都生協産直生産者団体協議会(産直協)が毎年開催している「西日本地区地域別会議」の一環として、九州や西日本地区の野菜や果物の生産者と東都生協組合員が語り合う「がまだす若者生産者・お嫁さんとの交流会」が7月3日、長崎県南島原市の農事組合法人供給センター長崎で行われ、産直10団体から67人が集まりました。
- 守ろう! 農業と9条
- 新日本婦人の会兵庫県本部主催の学習交流会が5月31日、丹波市の丹波の森公苑で行われ、兵庫県農民連の生産者20人と合わせて約120人が参加しました。
- 紅茶加工交流会/91歳の女性も元気に田植え
- 6月28、29日に静岡県藤枝市で紅茶加工交流会が開かれ、約80人が参加。年齢層も2歳から70歳代までと幅広く、シンガポール、ロシア、中国、カナダ、インドネシアからの参加者も加わり、グローバルな交流会となりました。
- 旬の味
- 安倍政権が、集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。国民の半数以上が反対しているのにどうして閣議だけで決定できるのだろうか
■2014年7月14日(第1125号)
- ADR(原子力損害賠償紛争解決センター)を活用し全面勝利の和解かちとる
- 福島原発事故から3年以上たちますが、いまなお原発事故被害への賠償は全面賠償とは程遠い状況が続き、各地の農民連で賠償請求運動のたたかいが続いています。こうした運動のなかで、長野県農民連会員で、原木シイタケの生産者が昨年11月に原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)に仲介を申し立て、今年6月、全面勝利の和解を勝ち取りました。
- 農協・農業委攻撃に対し共同を
- 農民連本部は7月4日、都内で、全農協労連と農協・農業委員会攻撃についての課題で懇談を行いました。
- 憲法違反の集団的自衛権行使容認の閣議決定に抗議し、撤回を要求する
- 一、安倍内閣は7月1日、国民多数の反対の声を踏みにじって集団的自衛権の行使容認を柱にした解釈改憲の「閣議決定」を強行した。
- 許さない! 集団的自衛権行使容認
- 「戦争する国づくりストップ! 憲法を守り・いかす共同センター」(憲法共同センター)は7月1日、昼と夕方に抗議行動を展開しました。昼の首相官邸前の抗議には約3000人が集結。安倍首相に向かって怒りのシュプレヒコールを上げました。
- 15年度予算概算要求で農民連など農水省交渉/TPP交渉から即時撤退を
- 「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動実行委員会は6月27日、農水省を訪れ、次年度(2015年度)の予算編成にあたっての申し入れを行いました。これは、次年度予算概算要求に国民の要求を反映させるよう取り組まれたもの。農民連のほか全労連、自治労連から参加しました。
- 農のこころ
- うちの茄子うちの胡瓜と暮れにけり
- 国の責任で農家の健康守れ 福島農業応援する政策が必要/川内原発を再稼働させるな!!
- 福島県農民連は7月1日、東京電力と経済産業省、農水省、厚生労働省と、原発事故の損害賠償について交渉しました。
- 今年から交付金の数量払い始まる 飼料用米も検査業務を研修
- 米の検査技術と農産物品質の向上を図る農産物検査員研修会が6月27日、都内で開かれました。茨城、千葉、埼玉、静岡、愛知各県から14人が参加しました。
- 夏季カタログ/復興の思いの詰まった野馬土(のまど)せんべい 揚げタイプ・厚焼きタイプ
- 全国からの応援いつもありがとうございます。福島・浜通りの復興の拠点――野馬土です。野馬土には、福島の現状を知りたいという方々が、団体バスで、個人で、グループで、毎週末のように訪ねてくださっています。
- 基本の基本を学ぶ/産直米で意見交換
- 6月24日、第3回野菜栽培講習会が宮城農民連事務所(大崎市)で行われ、14人が参加しました。講師は地元の種苗業者、渡辺採種場・瀬峰研究農場で定年後も働く浅野喜久雄さんです。
- 私が育てた「会津木綿」で肩掛けバッグ作りました
- 自家栽培した綿花から紡(つむ)いだ木綿糸で布を織り、小さな肩掛けバッグを作りました。
- 旬の味
- 湿気が多いと食べ物が傷みやすくなり、食べ物の管理にも気を使う時期になった。傷みにくく日持ちもする乳製品として真っ先にあがるのがバターではないだろうか
■2014年7月7日(第1124号)
- 富里丸新出荷組合 千葉県農民連に団体加盟
- 千葉県富里市の農家で作る、富里丸新出荷組合が4月に千葉県農民連に団体加盟しました。
- 声あげよう 命・自由のために 9条あるからこそ平和がある
- 農民連青年部も実行委員会に加わる「若者憲法集会」が6月22日、都内で開かれ、午前の分科会、午後の全体会とデモ行進に1000人を超える若者が集いました。
- 戦争する国づくり反対 集団的自衛権反対 秘密保護法の廃止を
- 憲法共同センターは国会会期末の6月20日、国会前で「集団的自衛権行使容認の閣議決定はやめろ! 秘密会設置法案の審議をやめ、秘密保護法廃止法案の優先審議を! 緊急国会行動」を行い、参加者は300人を超えました。
- 矛盾だらけの米政策
- 今年産の米価が大暴落する懸念が高まり、農家の不安が広がっています。政府は「米価は市場が決める」などとして米価暴落を放置していますが、いざ米が不足すれば、「生産者や米業者に米の供出を命じ、従わなければ懲役刑や罰金刑」が待っています。
- 農のこころ
- 農といふ一字の重し蝸牛
- 玉川温泉(秋田)へバス旅行
- 岩手県の西根農民組合は6月22日、秋田県の玉川温泉へのバス旅行を行い、30人が参加しました。これは春の農繁期の疲れを癒やすための恒例行事で、組合員は楽しみにしています。
- 本の紹介/大嶽と闇の夜 田中山五郎著
- 東京農民連会長の田中山五郎さんが幕末に活躍した一農民のたたかいを描いた『大獄と闇の夜』が好評だ。
- 美農里・庄内米 詰め合わせセット
- 日本でも有数の米どころ、山形県庄内地方から、お米の食べ比べができる詰め合わせセット「美農里(みのり)」を紹介します。
- この人
- 近年、猟師の高齢化が進むなか、新たな担い手として増えてきた女性猟師「狩りガール」に注目が集まっています。その「狩りガール」が農民連青年部にも誕生しました。長野県山ノ内町の湯本真理子さんです。
- 農民連災対連
- 被災地支援を継続している宮城県農民連と県災害対策連絡会は6月21、22の両日、県内の仮設住宅団地と沿岸部を訪ね、各地の農民連の仲間から寄せられた支援物資を届け、餅つきや炊き出しで住民と交流しました。
- 旬の味
- 向夏、梅雨明けが待たれるこのごろ、沖縄戦から69年の「慰霊の日」。平和祈念公園を主会場に沖縄各地で慰霊祭が行われる。官公庁、学校も休みにし、20万人超の戦没者を悼み、不戦や恒久平和を誓って県民みなで手を合わせる
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